車両向け噴霧式簡易消毒ゲート「M GATE 1000S」販売開始 リファクトリー2021年9月1日
株式会社refactory(宮崎市)は、同社が運営するモノづくり企業のECサイト 「リファクトリー」で、株式会社FORCUM(宮崎県小林市)が開発した車両向け噴霧式簡易消毒ゲート「M GATE 1000S」を発売した。
車両向け噴霧式簡易消毒ゲート「M Gate 1000s」
「M Gate 1000s」は、車両向けの噴霧式簡易消毒ゲート。車両感知センサーを使うことで、自動で消毒液を噴霧する。高さ3.9メートルの縦長ポールを採用し、大型のバルク車でもしっかり消毒できる。本体は軽トラックで運搬できるコンパクト設計。防疫効果はもちろん、組み立てや設置の手間がかからない工夫により、低コストで簡単操作の使いやすい製品に仕上がっている。
同製品を開発したFORCUMは、宮崎県小林市で機械の製造販売を手掛けるモノづくり企業。掘削機材の輸入販売事業をはじめ、ポンプ代理店事業、畜産関連事業など、さまざまな角度からモノづくりの現場を支えている。簡易消毒ゲート「M Gate 1000s」の開発に取り組むきっかけとなったのが、2010年に宮崎県を襲った口蹄疫。同社代表の嶋田順一社長が、知り合いの畜産農家から「消毒ゲートを設置したいが費用が捻出できない」「このままでは廃業するしかない」と相談を受けたことがきっかけだった。
当時、消毒ゲートを設置する費用の相場は200~300万円程度。事業規模の小さい農家にとっては大きな負担だったことから嶋田社長は、低コストで誰でも簡単に使うことができる消毒ゲートの開発に自社で着手。確かな防疫効果を得られる消毒ゲートの開発のため、宮崎大学農学部の末吉益雄教授をはじめ、福岡県北九州市の動物検疫所・新門司検疫場など防疫を専門とする大学や研究機関の協力を得て開発を進めた。
「自分にとって、人生のターニングポイントになった」と口蹄疫を振り返る嶋田社長。当時、同社が川南町で手がけていた掘削事業も中断を余儀なくされるなど、最前線で被害の深刻さを目の当たりにしたことから、低コストでも最大限の防疫効果を得られる製品を実現した。
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