農薬散布作業を軽労化・省力化 産業用マルチローター2機種発売 ヤンマーアグリ2021年10月4日
ヤンマーアグリは10月1日、安全で快適な農薬散布作業を実現する産業用マルチローター「T10」と「T30」を発売した。
自動航行のイメージ
夏場の防除作業は大きな重労働。空から農薬を散布できる産業用マルチローターの市場が近年急拡大していることから、同社は、中山間防除を中心にドローン初心者から担い手農家まで幅広く活用できる「T10」と、大規模水稲・畑作農家や野菜・果樹を経営するプロ農家に推奨の「T30」を発売する。
「T30」は新開発のプランジャーポンプを搭載し、最大吐出量8L/分を実現。水稲だけでなく、野菜や果樹にも十分な農薬散布(液剤)ができる。最大薬剤散布幅は「T10」が5メートル、「T30」が9メートルで、広範囲を一気に散布できるため、防除作業時間を短縮する。
また、球面型全方位レーダーが水平方向と上下方向で360度の障害物を検知し、自動で障害物を回避。自動で散布作業を行う自動航行設定では、事前に飛行ルートを設定することで、障害物を検知すると自動で回避し、本来の航行ルートに復帰する。
さらに、アームを広げた状態でのロック忘れを防止するセンサーを新たに搭載しており、オペレーターの不注意による事故を未然に防止。また、防水性能の向上により、作業後の機体の水洗いもできる。「T10」は126万5000円~。「T30」は169万7300円~。いずれも税込。
産業用マルチローター「T10」
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日