横浜市のスマート農業技術導入事業の実施業者に選定 サカタのタネ2021年10月20日
サカタのタネは、横浜市が行う下水道資源を活用したスマート農業技術導入事業の実施事業者として選定された。同社は業務委託先として、最新の環境制御システムの設置のほか、種苗会社のノウハウを生かした栽培アドバイスなども行う。
下水道資源を活用したスマート農業技術導入などの事業は、横浜市が7月から公募し、10月19日から業務が開始された。今年は北部汚泥資源化センター(横浜市鶴見区末広町)の敷地内に新設される農業用ハウス(約200平方メートル)に、同社が開発に携わっている環境制御システムが設置される。
委託内容には、制御データの設定や分析のアドバイスなどのほか、栽培試験をもとに生産者に対するスマート農業の技術研修などの検討も含まれている。同社は種苗と環境制御技術へのノウハウを生かし、農業の省力化や資源の有効活用に向けた横浜市の取り組みをサポートしていく。
環境制御システムは、主に農産物の生産ハウス内の温度や湿度などを計測し、データを収集、機器を制御し作物に好適な条件を作り出すシステム。ハウスサイドなどの巻き上げ換気やカーテン開閉、温度管理などを遠隔地から行うことによる省力化、炭酸ガスやミスト装置などを駆使した収量増加などを実現する。農業就業者の高齢化、労働力不足の解決、デジタル化などを背景に、次世代農業の核となる技術の一つとして、世界的に普及が進んでいる。同社は2018年から、株式会社ワビットが開発した自由度の高い環境制御システム「アルスプラウト」の共同実証試験などを実施。現在はアルスプラウト株式会社と、同システムを開発、普及している。
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