環境にも人にも優しい土壌還元資材「かんげん丸」新発売 イノチオ2022年2月8日
イノチオグループは、土壌還元消毒用の資材「かんげん丸」を開発。川合肥料株式会社とイノチオアグリ株式会社が6月1 日から販売する。
土壌還元資材「かんげん丸」
施設栽培では、土壌病害虫の発生を抑えて安定的で持続的に作物を収穫するため、土壌消毒が不可欠となる。通常の土壌消毒では、土壌くん蒸剤が用いられるが、環境への負荷と作業者への安全性が懸念されている。イノチオグループが開発した土壌還元資材「かんげん丸」は、土壌に混和した後、潅水・被覆して使っており、資材に含まれる豊富な炭素源をエサとして土壌微生物が増殖することで、土壌環境が還元(酸欠)状態になる。また、有機酸の発生などにより、土壌中に生息するセンチュウや青枯病菌などの病害虫を減少・死滅させることが期待できる。
「かんげん丸」の原料は、食品(コーンスターチ)の製造過程で発生する副産物であるため安全性が高く、人や環境に対する影響が低いため、住宅街に隣接した施設でも使用可能。また、水に溶けた糖類(炭素源)が、土壌くん蒸剤では効果が不十分とされる作土層より下層の土壌深層部にも到達し、効果を発揮する。さらに、「かんげん丸」による還元処理をすると、土壌に蓄積している過剰な塩類が減少する除塩効果が得られる。
「かんげん丸」による土壌還元消毒
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日