環境にも人にも優しい土壌還元資材「かんげん丸」新発売 イノチオ2022年2月8日
イノチオグループは、土壌還元消毒用の資材「かんげん丸」を開発。川合肥料株式会社とイノチオアグリ株式会社が6月1 日から販売する。
土壌還元資材「かんげん丸」
施設栽培では、土壌病害虫の発生を抑えて安定的で持続的に作物を収穫するため、土壌消毒が不可欠となる。通常の土壌消毒では、土壌くん蒸剤が用いられるが、環境への負荷と作業者への安全性が懸念されている。イノチオグループが開発した土壌還元資材「かんげん丸」は、土壌に混和した後、潅水・被覆して使っており、資材に含まれる豊富な炭素源をエサとして土壌微生物が増殖することで、土壌環境が還元(酸欠)状態になる。また、有機酸の発生などにより、土壌中に生息するセンチュウや青枯病菌などの病害虫を減少・死滅させることが期待できる。
「かんげん丸」の原料は、食品(コーンスターチ)の製造過程で発生する副産物であるため安全性が高く、人や環境に対する影響が低いため、住宅街に隣接した施設でも使用可能。また、水に溶けた糖類(炭素源)が、土壌くん蒸剤では効果が不十分とされる作土層より下層の土壌深層部にも到達し、効果を発揮する。さらに、「かんげん丸」による還元処理をすると、土壌に蓄積している過剰な塩類が減少する除塩効果が得られる。
「かんげん丸」による土壌還元消毒
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