農場管理ソフトウェアとデータ分析市場 2026年までに52億6000万米ドル規模到達見込み2022年3月9日
グローバルインフォメーションは3月2日、市場調査レポート「農場管理ソフトウェアおよびデータアナリティクスの世界市場 (2020-2026年):製品・用途・国別」(BIS Research Inc.)の販売を開始した。
農場管理ソフトウェアおよびデータ分析ソリューションは、農業従事者の農場運営を容易にすることを目的とし、現場の透明性を高め、作物の不作の可能性を低減する。農場管理ソフトウェアを使えば、農家はすべての現場活動に関する完全な情報を得られ、携帯電話やタブレット端末からソフトウェアにアクセスして管理することができる。農場管理ソフトウェアおよびデータ分析ソリューションの主な利点としては、収穫量のモニタリング、フィールドマッピング、クロップスカウティング、天候のトラッキングと予測、灌漑管理、農場経済などが挙げられる。
2010年以降、農場管理ソフトウェアおよびデータ分析ソリューションの導入は、特に中規模・大規模農家で増加。農場管理ソフトウェアの利点に関する認識が高まったことで、これらのソリューションの導入率が高まっている。また、世界の一部の地域では技術的進歩が進んでいることも、農家による農場管理ソフトウェアおよびデータ分析ソリューションの採用を促進している。
世界の農場管理ソフトウェアおよびデータ分析市場は、2021年から2026年の予測期間中に18.55%の年平均成長率(CAGR)で成長し、2026年までに52億6000万米ドル規模に達すると予想されている。
この市場の成長率は、世界の一部の地域で平均農場規模が拡大していることに起因。農場管理ソフトウェアは、主に大規模な農場を管理するために必要なもので、人間への依存度を減らし、作物の不作の可能性を低減する。市場の成長を促すもう一つの大きな要因は、市場の向上に向けた政府の取り組みが活発化していること。
新型コロナウイルスの影響により、農業分野のサプライチェーンが寸断された。企業は、食料需要に応えるため、より便利なツールを開発するという新しい戦略に注力している。農場管理ソフトウェアおよびデータ分析市場は、作物の効率的な成長と動物の健康を支援するための予測分析と洞察を提供することで、新型コロナウイルスの影響によって引き起こされた状況に対応する上で、重要な役割を果たしている。
市場区分:アプリケーション別
世界の農場管理ソフトウェアおよびデータ分析市場のアプリケーションセグメントでは、精密作物栽培が主流になると予想される。農場管理ソフトウェアおよびデータ分析のアプリケーションとして精密農業に関連する高い市場シェアと成長の可能性は、この農業タイプでは農業ソフトウェアソリューションの使用事例が幅広く見られることに起因する。
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日