ネギ農家向け「ネギ参謀」で過去最高業績を達成 小池勝次郎商店2022年11月8日
中堅・中小企業専門にマーケティング戦略の立案と実行を支援するミスターマーケティング(東京都港区)は、埼玉県深谷市で農業資材の卸を営む小池勝次郎商店のネギ農家向け新サービス「ネギ参謀」の開発を支援。小池勝次郎商店は、新サービスの好調により、8月末決算で二期連続で過去最高業績を達成した。
小池勝次郎商店の小池社長
「ネギ参謀」は全国のネギ農家に、ネギ栽培のノウハウや技術と経営指導まで行うサービス。農業資材卸売業を営む小池勝次郎商店は大手ホームセンターなどとの競争激化により、約6年前から厳しい経営状況にあり、肥料などの価格高騰も追い討ちをかけた。
そこで小池勝次郎商店は、起死回生のため新サービスの「ネギ参謀」に取り組んだ。同社の小池博社長は、足元を見つめ直すことから始め、「自分達の強みは、何だろうか」と自問。ひとつの答えとして「ネギ栽培のノウハウを誰よりも知っている」ことが浮かんだ。
農業資材の販売を通して、小池社長はネギ農家と接点が多い。通常、ネギ農家は自分たちの栽培ノウハウを、ライバルである他の農家に明かすことはないが、「異業種」の小池社長には包み隠さず、何でも教えてくれたことから、ネギ栽培の膨大なノウハウが蓄積されていた。
小池社長はこのノウハウを「ネギ栽培を成功に導く『6大戦略』」と銘打ち体系化し、地元・深谷のネギ農家や、自社店舗の「こいけや」に来店するネギ農家に無料で教えた。ネギ農家の発展がひいてはネギ農家に資材を卸す小池勝次郎商店の発展にもつながると考え、無料で展開したという。
「ネギ参謀」を導入したネギ農家の成果は目覚ましく、深谷で新規就農したネギ農家が初年度から業界平均売上の2倍を記録。また、1反あたりの売上が 1.5倍になったり、年間で5000万円の増収になるなどの成功例が相次いだ。
「ネギ参謀」のパンフレット
こうした噂は全国のネギ農家に広がり、今では北海道から九州まで、全国から導入依頼が舞い込むようになった。これは、同社がコロナ前から力を入れ始めた、ネギ栽培のオンラインサポート事業が、コロナ禍で花が開いた結果といえる。店舗でのネギ栽培の講習、YouTube配信に、全国のネギ農家に向けたオンラインサポート事業のプロモーションなどに注力した結果、2022年の決算では二期連続で過去最高を達成。危機からの大逆転となった。
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