夏場の主な農作業 8割が「草刈り」と回答 農機具王2023年6月6日
中古農機具の買取販売専門店「農機具王」を全国で35店舗展開している株式会社リンクは5月11日〜21日、日本の農作物の生産者123人を対象に「夏の農作業」に関するアンケートを実施。6割の生産者が夏の作業時間は他の季節より長くなると答え、メインとなる農作業は8割り以上が「草刈り」と回答した。
同調査では、「夏の農作業の時間は、他の季節と比べてどうなりますか?」(n=123)と質問したところ、「他の季節と比べ、作業時間は長くなる」と感じる人が全体の62.6%を占めた。夏は気温が高く、過酷な環境のなか、多くの生産者が他の季節よりも長時間農作業を行っていることがわかった。
また、「夏にメインとなる農作業はなんですか?」(n=123)と聞いたところ、「草刈り」と回答する人が最も多く、全体の84.6%。夏には雨量や気温の上昇で草や雑草の生育が活発化するため、作物の収量や品質に影響を与える可能性が高く夏場の草刈りは重要。手作業の草刈りは時間や労力がかかるため、機械を導入するという生産者も複数いた。
一方、「夏の農作業中、気をつけていることは何ですか?」(n=123)を聞くと、「暑さ対策」と「水分補給」と回答した人が最も多く、合わせて全体の82.2%を占めた。
また、生産者は夏の農作業中、「具体的にどのような対策を行っていますか?」(n=123)という質問に対し、「経口補水液・スポーツドリンク・麦茶を飲む」と回答する人や「時間を調整し、気温が高くない朝や夕方に農作業を行う」と回答する人が全体の半数以上を占めた。水ではなく、汗で排出された成分を補えるドリンクを飲む生産者がほとんどで、熱中症対策に効果が高いと認知されているとがわかった。
また、同アンケートでは作業時間を調整する生産者が多い中、作業中の音が発生する等により近隣住民の方に気を使うため、朝や夕方に作業を行うことが難しいと回答する生産者もいた。
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