広域自治体における資源循環システム構築の実証事業に参画 日本生協連2025年11月5日
日本生活協同組合連合会は、経済産業省による「令和7年度 資源自律経済確立産官学連携加速化事業費(広域自治体における資源循環システムの構築に向けた実証事業)」に参画する。
実証の概要
同実証事業は、再生プラスチックをはじめとする再生材の供給量を一層拡大するため、再生材の回収から再資源化までのスキームを、大都市圏、地方都市、中小地域など地域特性に応じて構築。各地域の関係事業者とともに実証することで、資源循環システムの構築を目指す取り組み。
日本生協連は、大都市圏における実証に参画し、本部ビル(コーププラザ)から排出されるプラスチック廃棄物を提供する。他事業者からの提供分とあわせて近赤外線光学選別を行い、ケミカルリサイクルに適した素材(ポリオレフィン樹脂など)を抽出し、抽出されたプラスチック廃棄物は加工処理のうえで油化ケミカルリサイクルの実証を行う。
同実証における「地方都市」は、岡山県内自治体・茨城県内複数自治体で、家庭排出の廃プラスチックの集約および大規模選別施設での高度選別を実施。高品質再生材の製造と効率的な循環モデルを検証する。また、「中小地域」は、鹿児島県薩摩川内市等で住民参加による分別排出を基盤とした広域回収システムを実証。地域コミュニティを活かした協働型循環モデル構築を検討する。
同実証事業は2026年2月まで行われ、三菱総合研究所が成果報告書として取りまとめる。2026年度以降、実証事業の結果を基に循環型ビジネスモデルの社会実装と全国展開を予定。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































