フランスのアグリテック企業Chouette社との協業を推進 クボタ2023年11月6日
株式会社クボタは、2022年11月に出資したフランスのスタートアップ企業「Chouette社」とブドウ農園における農薬使用量の削減や軽労化などのソリューション提供に向けた共同実証を進めており、事業化に向けた販売や顧客サポートなどの具体的な検討を来年から開始するとした。
農業における過剰な農薬使用は土壌や水、大気を汚染することから、欧州では環境負荷の低減と持続可能な食料生産をめざし、2030年までに化学農薬の使用量を50%削減することが目標として掲げられている。
また、果樹栽培では、穀物などの畑作分野と比べると機械化や精密化が進んでおらず、とりわけスマート農業技術の活用が期待されている。
クボタ社とChouette社は、ブドウ農園の画像データからAIを用いて病害や生育不良を検知し、適切な農薬散布の箇所・量を示したマップを作成するChouette社の技術と、クボタ社のトラクタやスプレイヤー(農薬噴霧機)を連動させることにより、農薬使用量の削減に加え、生育状況確認の軽労化などを実現するソリューションの共同開発を進めてきた。
複数のブドウ農園での実証実験で一定の効果が認められたことから、11月12日~18日にドイツで開催される世界最大規模の農業機械展示イベント「AGRITECHNICA」などに出展する。
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