野菜栽培の猛暑対策 JA東京むさしで「スキーポン勉強会」開催 アクプランタ2024年6月25日
アクプランタは、野菜栽培の猛暑対策の一環で、バイオスティミュラント資材「スキーポン(Skeepon)」の出張勉強会を各地で開催。猛暑が予想され、高温時の栽培が始まるなか、農業関係機関や農家からの勉強会の依頼を受け付けている。
バイオスティミュラント製剤「スキーポン」
バイオスティミュラントは、「生物」(バイオ)と「stimulant」(刺激剤)を組み合わせた呼称で、農薬、肥料、土壌改良資材など、従来の農業対策に次ぐ技術。植物が本来持つ作用を刺激することで、気候や土壌からのストレスやダメージへの耐性を高める。「スキーポン」は、酢酸(酢の主成分)の作用を活用したバイオスティミュラントで、酢酸の作用により植物の乾燥や高温への耐性を高めることで、収量や品質の維持や節水に繋げることができる。
同社は6月12日、JA東京むさし本店(東京都小金井市)で、管轄内の農家の指導員が集まる会議で、スキーポンについて説明。同JA農業支援課の担当者は、猛暑で農作物の高温障害が広がった昨夏を教訓に、高温障害対策として、スキーポンを管轄内の農家に紹介するため勉強会を開催した。勉強会では、野菜だけでなく植木への使用の可否や、植物別の効果的なスキーポンの施用タイミングなど、具体的な質問があった。今後は管轄内の農家と協力し、スキーポンを野菜栽培に試用。どの程度、生育や収量などで効果がみられるか調査を予定している。
JA東京むさし本店で行われた勉強会
2023年の夏以降、高温障害で悩む農家や農業機関から同社に、スキーポンを説明してほしいという声が増えていることから、同社は、葉菜類などの高温・乾燥対策として、スキーポンを使ってみたい、知りたいという農協や農業関係者からの依頼に答えるため、各地で出張勉強会を実施する。
出張勉強会に関する問い合わせ・相談は、アクプランタ国内事業担当 笹原氏(メール)info@ac-planta.comへ連絡を。
重要な記事
最新の記事
-
果樹産地消滅の恐れ 農家が20年で半減 担い手確保が急務 審議会で議論スタート2024年10月23日
-
【注意報】野菜、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年10月23日
-
【クローズアップ】数字で見る米③ 委託販売と共同計算2024年10月23日
-
【クローズアップ】数字で見る米④ 委託販売と共同計算2024年10月23日
-
千葉県で高病原性鳥インフルエンザ 今シーズン国内2例目2024年10月23日
-
能登を救わずして地方創生なし 【小松泰信・地方の眼力】2024年10月23日
-
森から生まれた収益、森づくりに還元 J‐クレジット活用のリース、JA三井リース九州が第1号案件の契約交わす2024年10月23日
-
食品関連企業の海外展開に関するセミナー開催 関西発の取組を紹介 農水省2024年10月23日
-
ヒガシマル醤油「鍋つゆ」2本付き「はくさい鍋野菜セット」予約販売開始 JA全農兵庫2024年10月23日
-
JAタウン「サンゴ礁の島『喜界島』旅気分キャンペーン」開催2024年10月23日
-
明大菊池ゼミ・同志社大上田ゼミと合同でマーケ施策プロジェクト始動 マルトモ2024年10月23日
-
イネいもち病菌はポリアミンの産生を通じて放線菌の増殖を促進 東京理科大2024年10月23日
-
新米「あきたこまち」入り「なまはげ米袋」新発売 秋田県潟上市2024年10月23日
-
「持続可能な農泊モデル地域」創出へ 5つの農泊地域をモデル地域に選定 JTB総合研究所2024年10月23日
-
「BIOFACH JAPAN 2024」に出展 日本有機加工食品コンソーシアム2024年10月23日
-
廃棄摘果りんご100%使用「テキカカアップルソーダ」ホップテイスト新登場 もりやま園2024年10月23日
-
「温室効果ガス削減」「生物多様性保全」対応米に見える化ラベル表示開始 神明2024年10月23日
-
【人事異動】クボタ(11月1日付)2024年10月23日
-
店舗・宅配ともに前年超え 9月度供給高速報 日本生協連2024年10月23日
-
筑波大発スタートアップのエンドファイト シードラウンドで約1.5億円を資金調達2024年10月23日