【年頭あいさつ 2025】冨安司郎 農業機械公正取引協議会 会長2025年1月4日
新年あけましておめでとうございます。
2025年もJAcom農業協同組合新聞をよろしくお願い申し上げます。
JAcomでは、農林水産大臣をはじめJAグループ全国連、農業関連団体のトップなどによる年頭のあいさつを順次掲載します。
冨安司郎
農業機械公正取引協議会
会長
新年明けましておめでとうございます。謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
さて、昨年の日本経済は、各地での国際情勢不安の拡大や長期化,それらに影響を受ける穀物やエネルギー、原材料価格の高騰や不安定な為替相場など、依然として先行き不透明な状況にあります。また、日本では石破政権が誕生し、米国ではトランプ政権が誕生いたします。地方創生に欠かせない農業政策への期待が高まっていますし、今後の世界経済情勢からも目が離せません。
我が国では、食料・農業・農村基本法の改正に象徴されるとおり、農業を取り巻く環境はますます変化し、我々、農業機械業界も大きな変革期に突入しています。
昨年の農業機械の状況は、米価上昇により足元の市況には改善の傾向が見られるものの、農家戸数の激減による市場縮小に加えて、営農資材価格高騰などの影響を受けて農家の投資意欲が低下するなど依然として厳しさが見込まれています。
景品表示行政の観点では、我々の業界のみならず社会も大きな変化の中にあり、不当表示行為に対する抑止力を強化等するための景品表示法の改正やSNS等での不適正な表示に関する事件等に対応するために、時代に対応したステルスマーケティング告示などに代表される新しい規制も導入され、当然ながら当業界としても遵守が求められています。
また、農作業安全への注目の高まりから、安全な農業機械をお客様に選定いただく手法についても関係者の間で議論、検討がなされているところであり、景品表示法に基づいて定められた農業機械の取引における景品提供及び表示に関する業界のルールである当協議会で運用する公正競争規約に期待が高まっています。
当協議会では、引き続き公正競争規約の下に公正な取引を推進し、業界の活性化のために努力をしてまいる所存です。
皆様方の御協力をよろしくお願い申し上げます。
本年の干支「巳」は、「再生」と「変革」を意味する非常に縁起の良いものであります。本年が農機業界及び皆様方にとって良い年であり、さらなる発展の年となりますように祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
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