民官連携「はーとふる農園よこすか」開設 横須賀市と包括連携協定 日建リース工業2025年4月21日
障がい者農園「はーとふる農園」を全国に展開する日建リース工業は、神奈川県横須賀市との協働で、新たな障がい者雇用の場を創るため「はーとふる農園よこすか」を浦賀火葬場跡地などに開設。併せて、障がい者の就労機会の創出等を目的とした包括連携協定を4月18日に両者で締結した。
「はーとふる農園よこすか」開設予定地
横須賀市と日建リース工業は今後、「はーとふる農園よこすか」の運営を通じて障がい者と地域住民の就労機会を創出し、農園を活用した各種施策に連携して取り組むことで、地域経済の発展と地域福祉の向上、共生社会の推進を図る。
はーとふる農園が目指すもの
建設業界向け仮設レンタルを全国237か所に及ぶネットワーク拠点から提供する日建リース工業は、仮設レンタルの主材料である日本の建設工事を支えてきた「鋼製足場」を活用した新しい農業システム(農業ハウス)を開発した。
この農業システムを活用し、これまで働けなかった障がい者が活躍できる職場を創造することを目的に2017年から埼玉県飯能市で障がい者農園「はーとふる農園飯能」を開設。これを皮切りに、全国に6か所の障がい者農園を開設し、障がい者の就労者数は3月末時点で353人となり、直近1年間の定着率は97%となった。
はーとふる農園のこうした事業実績を知った横須賀市民の一人による「障がいを持った息子がもっと安心して継続して就労できる場が欲しい」という声がきっかけとなり、今回の連携に至った。
障がい者を取り巻く課題として、就労系障がい福祉サービスなどの福祉的就労では十分な賃金等を得ることが困難な状況があることから、同事業では障がい者が経済的に自立できる就労の場として、民官連携で「はーとふる農園よこすか」の開設に取り組む。
◎連携項目
(1)障がい者と地域住民の雇用創出に関すること
(2)障がい者雇用の啓発に関すること
(3)障がい者への理解促進に関すること
(4)その他、福祉施策の充実や障がい者のやりがい創出に向けた取り組みに関すること
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日