茨城県農業改良普及センター「スキーポン」実証試験 長ネギで開始 アクプランタ2025年7月14日
アクプランタの高温・乾燥耐性資材「スキーポン」の効果を検証する実証実験が、茨城県常陸太田地域農業改良普及センターで始まった。茨城県の今年度の予算事業として、同センターが中心となりすすめる。
茨城県常陸太田地域農業改良普及センターのほ場
同センターでは4月に、長ネギの品種「夏扇パワー」の苗を畑に定植。スキーポンを与える区画と与えない区画を設け、それぞれの生育状況や、秋の収穫時のデータを比較している。
高温・乾燥耐性資材「スキーポン」
今回、試験に協力している農家は、JA常陸のネギ部会に所属し、1ヘクタール以上の圃場でネギを栽培。アクプランタの社員が訪れた5月の時点で、すでに定植から1か月が経過していたが、スキーポンを散布した区画の長ネギは、葉の色づきもよく、しっかり太っている様子がうかがえた。暑さが本格化するなか、スキーポンを散布した長ネギがどう育っていくのか見守っていく。
「スキーポン」は、酢酸(酢の主成分)の作用を活用した農業資材。酢酸の作用で、植物の乾燥や高温への耐性を高めることで、収量や品質の維持、節水につなげる。
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