秋冬野菜 収穫量は3万9000t減 27年産の指定野菜2016年9月2日
農水省は平成27年産の指定野菜(秋冬野菜など)や指定野菜に準ずる野菜の作付面積、収穫量および出荷量を8月30日にまとめた。秋冬野菜の収穫量は前年産比1%減、ホウレンソウは同比3%減、指定野菜に準ずる野菜は同比2%減だった。
指定野菜(消費量が多く国民生活で重要な品目)の作付面積は9万6100haで、前年産比700ha(1%)減少した。収穫量は313万9000tで同比3万9000t(1%)、出荷量は251万5000tで同比1万8000t(1%)減った。
ホウレンソウの作付面積は2万1000haで、同比200ha(1%)減。収穫量は25万800tで同比6600t(3%)、出荷量は20万9800tで同比5200t(2%)減少した。
指定野菜に準ずる野菜(指定野菜以外の野菜で国民生活などで重要な品目)の作付面積は15万4700haで同比1000ha(1%)減。収穫量は238万tで同比3万8000t(2%)、出荷量は200万8000tで同比3万1000t(2%)減った。
指定野菜の詳しい調査結果は次の通り。
○秋冬ダイコン
作付面積は2万1900haで同比200ha(1%)減。10aあたりの収量は4350kgで、同比50kg(1%)下回った。
収穫量は95万2300tで同比1万9600t(2%)、出荷量は72万7000tで同比1万1700t(2%)減った。
○冬にんじん
作付面積は8060haで同比60ha(1%)減った。10aあたりの収量は3300kgで、同比100kg(3%)上回った。
収穫量は26万5700tで同比5800t(2%)、出荷量は23万600tで同比6100t(3%)増えた。
○秋植えばれいしょ
作付面積は2730haで同比50ha(2%)減った。10aあたりの収量は1530kgで、同比150kg(9%)下回った。これは長崎県や鹿児島県などで生育初期に少雨があり、肥大が抑制され、また病害が発生したため。
収穫量は4万1800tで同比4900t(10%)、出荷量は3万1300tで同比4200t(12%)減った。
○秋冬さといも
作付面積は1万2500haで同比300ha(2%)減った。10aあたりの収量は1230kgで、同比60kg(5%)下回った。これは宮崎県などで病害が発生し、生育期に日照不足があり肥大が抑制されたことなどが原因。
収穫量は15万3200tで同比1万1900t(7%)、出荷量は9万7700tで同比8100t(8%)減った。
○秋冬はくさい
作付面積は1万3200haで同比200ha(1%)減った。10aあたりの収量は4610kgで、同比40kg(1%)下回った。
収穫量は60万8300tで同比1万4600t(2%)、出荷量は46万4000tで同比8200t(2%)減った。
○冬キャベツ
作付面積は1万5400haで同比100ha(1%)増えた。10aあたりの収量は4120kgで、同比80kg(2%)上回った。
収穫量は63万4900tで同比1万6300t(3%)、出荷量は56万4700tで同比1万5400t(3%)増えた。
○冬レタス
作付面積は8040haで同比130ha(2%)増えた。10aあたりの収量は2270kgで、同比100kg(4%)下回った。
収穫量は18万2900tで同比4700t(3%)、出荷量は16万9800tで同比3700t(2%)減った。
○秋冬ねぎ
作付面積は1万4200haで同比100ha(1%)減った。10aあたりの収量は2110kgで、同比30kg(1%)下回った。
収穫量は29万9700tで同比6000t(2%)、出荷量は23万100tで同比3200t(1%)減った。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 栃木県2025年8月20日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 香川県2025年8月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】暗号資産危機に日本はどう対応するつもりなのか 怪しげな仮想空間憂う2025年8月20日
-
富富富2万6800円、コシヒカリ2万6000円に 「精米5kg3000円台で買えるように」 全農とやま2025年8月20日
-
コシヒカリ2.6万円 全農あおもり、概算金の目安示す 「リスク取って集荷」2025年8月20日
-
魚沼産コシヒカリ3万2500円 全農にいがた、概算金決める 背景に作柄不安と集荷競争2025年8月20日
-
随契米 販売期間を延長 10万t未引渡し 農水省2025年8月20日
-
ぞうさん♪ぞうさん♪本当に作れるの?【小松泰信・地方の眼力】2025年8月20日
-
サザエさん一家の「もりのわ」話 吹き出しコンテスト 受賞作品決定 農水省2025年8月20日
-
「8月29日は焼き肉の日」キャンペーン 50人に飛騨牛1万円相当が当たる 飛騨牛銘柄推進協議会2025年8月20日
-
水稲栽培のメタンガス排出量・生育状況を調査 JA全農ひろしまと広島大学の共同研究2025年8月20日
-
酪農感謝祭2025開催 JA北宗谷青年部が豊富町で酪農PRイベントを実施2025年8月20日
-
「生産者応援キャンペーン」第4弾は「和牛」がお得 JAタウン2025年8月20日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(続報)NOSAI全国連2025年8月20日
-
季刊『うかたま』創刊20周年記念キャンペーン開催 農分協2025年8月20日
-
サブサハラアフリカのリン欠乏水田でコメ増収を実現 国際農研2025年8月20日
-
TICAD9 農林水産省セミナー「国際共同研究が育む未来」開催 国際農研2025年8月20日
-
賃貸経営の悩みに応える「空室対策セミナー」初開催 ジェイエーアメニティーハウス2025年8月20日
-
鳥インフル ブラジルからの生きた家きん 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月20日
-
持続可能な未来へ植物工場の可能性「第2回JPFA植物工場国際シンポジウム」開催2025年8月20日