アメリカ人の方が野菜摂取の意識高い カゴメ調査2017年5月26日
カゴメ(株)は31日の「菜(さい)の日」にあわせ、アメリカと日本の野菜摂取に関する意識調査をまとめた。日本に比べ、アメリカの若年層のほうが、野菜摂取の意識が高いことがわかった。
1日の野菜摂取量を調査すると、年齢別では日本は60代と中高年ほど多く、アメリカは30代の若年層ほど多いことがわかった。
野菜への考え方や行動について、「野菜が好き」と答えた日本人は64%だったのに対し、アメリカ人は87%が好きだと答えた。また「成人が1日に摂取すべき野菜の量を知って」いたのは、日本人は33%だったのに対し、アメリカ人は67%だった。
「多少高くても質の良い野菜を買うようにしている」と答えた人を年代別にみると、20代は日本人が23%、アメリカ人が52%。30代では日本人が31%、アメリカ人が65%だった。他の年代でもアメリカ人の方が良い野菜を購入する意識を持っていることがわかった。
「健康維持を意識した食生活」について、心がけている人は20代が日本人で39%、アメリカ人65%。30代以降もアメリカ人はおおむね70%前後であるのに対し、日本人は50%前後となっている。「身体によいものを積極的に食べる」人についても、日本人は20代から50代までが30%を下回り、60代で41%となっている。アメリカ人は30代が69%と最も高く、次いで20代、40代、50代、60代となる。
実際の食事の摂取方法では、日本人は手料理で野菜を摂取している人が多いが、アメリカ人は料理の素や簡便調味料、キット、加工食品などを使っていた。また日本ではサラダなど生野菜や炒め料理のメニューが多いが、アメリカ人はサラダ以外に蒸し料理や焼き料理、スムージーなどのバリエーションがあった。
「31日は菜の日」は(一社)ファイブ・ア・デイ協会が日本人の野菜摂取不足の解消を目的に制定したもの。
今回の調査ではアメリカ・ニューヨーク周辺在住と日本・首都圏在住の20~69歳の男女それぞれ1000人ずつを対象にアンケートした。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日