TPPの農林水産物への影響の政府公式試算2013年3月18日
この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。
安倍晋三首相が、TPP交渉に参加することを決めた。
その後で、TPPに加盟したばあいに、農林水産物にどれ程の被害があるか、についての政府の公式な試算を発表した。合計で3兆円になる、という。
被害を品目別に示したものが、下の図である。
横軸は生産額目盛で、縦軸は生産の割合である。色を塗った部分が影響する割合である。だから、色を塗った部分の面積が被害金額になる。
最も左は米だが、この面積が最大である。その次が牛乳乳製品から鶏卵までの畜産物である。林水産物の被害も大きい。
TPPの被害を受けるのは、米だけではなく、畜産も甚大な被害を受けることになる。
図の中の白い部分は、残る国内生産額だが、この部分が多いような印象を受けるが、そうではない。現状の国内生産額が、すでに輸入品によって減っていることに注意しなければならない。
米の被害がこの程度とは考えられないし、その他農産物の被害がゼロというのも、うなづけない。
重要な記事
最新の記事
-
【第46回農協人文化賞】地域包括医療を推進 厚生事業部門部門・長野県厚生連佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏2025年7月15日
-
【特殊報】ナシにフタモンマダラメイガ 県内で初めて確認 島根県2025年7月15日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 島根県内全域で多発のおそれ2025年7月15日
-
【注意報】野菜類、花き類、ダイズにオオタバコガ 滋賀県内全域で多発のおそれ2025年7月15日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 栃木県全域で多発のおそれ2025年7月15日
-
米価 7週連続で低下 5kg3602円2025年7月15日
-
農業法人 米販売先 農協系統がメインは23% 日本農業法人協会2025年7月15日
-
2025年産米 前年比56万t増の見込み 意向調査概要2025年7月15日
-
テキサス洪水被害は対岸の火事か 公務員削減が安全・安心を脅かす 農林水産行政にも影響2025年7月15日
-
コメ増産政策に転換で加工用米制度も見直しが急務【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月15日
-
青森米パックご飯ご愛顧感謝キャンペーン 抽選で200人にQUOカード JA全農あおもり2025年7月15日
-
農機担当者向け「コンプライアンス研修会」を初開催 JA全農やまなし2025年7月15日
-
農機フェア2025を開催 2日間で5309人が来場 富山県JAグループ2025年7月15日
-
GREEN×EXPO2027 特別仕様ナンバープレート交付記念セレモニー開く 横浜市2025年7月15日
-
「幻の卵屋さん」アリオ北砂で5年ぶり出店 日本たまごかけごはん研究所2025年7月15日
-
子ども向け農業体験プログラム「KUBOTA AGRI FRONTの夏休み2025」開催 クボタ2025年7月15日
-
香春町と包括連携協定締結 東洋ライス2025年7月15日
-
官民連携 南相馬市みらい農業学校生へ農業経営相談機能等を提供 AgriweB2025年7月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年7月15日
-
鳥インフル ブラジルからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年7月15日