官民連携 南相馬市みらい農業学校生へ農業経営相談機能等を提供 AgriweB2025年7月15日
農林中央金庫グループのAgriweBは、福島県南相馬市と連携し、みらい農業学校生に農業経営相談プラットフォーム「AgriweB」の各機能を提供。新規就農前の情報収集に始まり、就農時の計画策定・資金調達および補助金申請等を支援する各専門家への相談機能や、就農後の生産管理を支援するAIや気象情報アプリ等について、みらい農業学校生へ一定期間無料で提供する。
経営アシストAI質問共有機能イメージ
「AgriweB」は、JAグループの農林中金が開設した農業経営相談プラットフォーム。4月から分社化した株式会社AgriweBに事業を移管し、無料で閲覧可能な農業経営に着眼した独自コンテンツを掲載している。また、農業者と農業者を取り巻く農業関係人口が繋がりを持てるような掲示板機能やダイレクトメッセージ機能等を備え、各企業と連携して農業分野で回答深度が深いAI機能、積算温度機能等を具備した気象情報アプリ等のサービスも展開している。
経営アシストチャット メッセージ送信画面イメージ
今回の取り組みは、AgriweB掲載コンテンツ『一人の市役所職員が想う。地域農業のミライ』に端を発し、地方創生や産業活性化に向け意見・情報交換を継続するなか、南相馬市とAgriweBで、次世代の農業を担う世代に生産だけでなく経営を支援する機能を連携して提供することになった。
栽培アシストAI 病害虫診断画面イメージ
「経営アシストAI」「経営アシストチャット」「栽培アシストAI」「気象情報アプリ」の各機能を提供することにより、専門家やAIを通じて適時適切な情報を収集して生産・経営の効率化を図る。また、掲示板機能やダイレクトメッセージ機能を通じて事業拡大の機会を捕捉するなど、生産から起業の側面までワンストップで支援する。
気象情報アプリ 長期予報・体感気温マップ画面イメージ
今後は、みらい農業学校生の声を機能・運用面の改善に活用することで、現在の農業学校生がさらに次世代へと経験を還元し、地域農業が一層発展していく枠組みの構築を目指す。また、現在の農業学校生が将来的には専門家側へと遷移するなど、地域農業のネットワークがより強固となる枠組みの構築にも挑戦する。
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