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【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 島根県内全域で多発のおそれ 2025年7月15日

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島根県病害虫防除所は、水稲に斑点米カメムシ類が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月14日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

図1:斑点米カメムシ類(成虫)の平均捕獲虫数(水田20回振り7月中旬調査)、図2:大型の斑点米カメムシ類(成虫)の平均捕獲虫数(水田20回振り7月中旬調査)

島根県病害虫防除所によると、7月中旬に実施した極早生ほ場でのすくい取り調査の結果、斑点米カメムシ類の発生ほ場率は59.1%(平年80.5%)、平均捕獲虫数は24.0頭/20回振り(平年8.3頭/20回振り)となり、斑点米カメムシ類の発生量は平年に比べて多い(図1)。主要種はアカスジカスミカメ(図3)。

図3:アカスジカスミカメ、図4:イネカメムシ、図5:ホソハリカメムシ(提供:島根県病害虫防除所)

イネカメムシ、ホソハリカメムシなどの大型のカメムシ類(図4,5)の発生ほ場率は54.5%(平年50.6%)、平均捕獲虫数は1.8頭/20回振り(平年2.3頭)と平年並み(図2)。イネカメムシの発生ほ場率は31.8%、平均捕獲虫数は0.77頭/20回振りだった。

島根県内の主要品種(つや姫、コシヒカリ、きぬむすめ)の幼穂形成期は平年に比べて早い傾向。広島地方気象台が7月10日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気象は同種の発生に助長的となる。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)粉剤、液剤による防除は、イネカメムシは出穂期とその10日後に行う。その他の斑点米カメムシについては、穂揃期の3日後とその10日後に散布する。イネカメムシと他の斑点米カメムシが混発している場合は、イネカメムシの防除時期にあわせて散布する。その後、ほ場に成虫や幼虫の発生が認められる場合には追加防除を行う。広域的な一斉防除を行うとより効果的。

(2)粒剤による防除は、ジノテフランは出穂の数日前、エチプロールは出穂10日前から出穂期に3cm程度の湛水状態で行い、散布後7日間は止水状態を保つ。その後、成虫や幼虫の発生に応じて追加防除を行う。

(3)畦畔や周辺雑草地の草刈りは、出穂の10日前までに行う。ほ場内のヒエ類などはイネカメムシ以外のカメムシ類の増殖源となるため早急に処分する。

(4)薬剤の使用に当たっては、ラベルを確認し、使用回数、濃度、使用量、使用
時期を遵守する。

(5)最新の農薬登録情報は、農林水産省農薬登録情報提供システムで確認する。

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