【コラム・目明き千人】次は"ノーベル平和賞"2014年8月8日
核兵器を持った外国の軍隊の基地を、使用料も取らずにそのままにして沖縄の返還を実現した功によりノーベル平和賞を貰った総理大臣がいた。
安倍総理はすでにノーベル平和賞の資格要件を充たしている。武器の輸出解禁で早速兵器の見本市に参加。集団的自衛権でいつでも、どこへでもオン・ザ・ブーツでしかも日本銀行券を背負っていく。平和憲法の範囲内と内閣が解釈するので憲法違反ではない。国連憲章に基づいた国際貢献のPKOへも軍隊としての参加で積極的平和主義への歴史的転換である。
政権維持でお世話になっている同盟国とさらに一層の軍事同盟を強化するのがアジアの安定と繁栄に貢献をする方法であり、日本国の国益にかなった政策である。
残るのは、同盟国が戦争、とは言わずに地域紛争という、を始めたら馳せ参じるという実績だけである。同盟国も中間選挙を控えているので弱腰外交と言われないような世界の警察官の面目を立てる場所を探している。賞を貰ったら先ず靖国神社に奉納だ。
◇
懸念はTPPだ。交渉の途中経過は各国を代表する交渉官以外は一切知らせないという約束で行われている。それでは最終の合意結果が明らかになった時の混乱が予想されるので、観測気球を上げ世論の動向と誘導を図っている。日本が農産物の関税でかたくなに反対をしているのでTPP全体の進展に支障がでている、となっている。安部内閣はこの際一石三鳥を狙って、TPP、農協、農業委員会の改革を出してきた。
農協の販売事業は手数料方式。関税を下げて農産物が安くなると利益が減るのでTPPに反対をしている。規制改革会議の有識者もこれくらいの掛け算は出来る。農業委員会改革の本音は企業が農地を取得できるようにすることである。借地でも農業経営は出来るが農地の転売ができない。所有をすれば“不動産化”して住宅のバブルを起こせば宝の山に出来る。露骨に本音を出すと恥ずかしいので“風が吹くと桶屋が儲かる”方式である。
◇
バッジの先生が多ければ政権与党としてこのようなことが出来る。原発で大臣が「金目」発言。議会で下品な野次くらいしかできない議員も起立多数の役に立っている。
民主主義のルールに沿って次の選挙でお返しをすることである。国会議員の選挙はまだ1年も先なので身近に行われている地方選挙でお返しをする。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ミニトマトに「トマト立枯病」県内で初めて確認 長崎県2025年6月18日
-
米の相対取引価格 過去最高を更新 60kg2万7649円2025年6月18日
-
農協運動の仲間達が贈る 第46回農協人文化賞 表彰式と懇親会を7月4日に開催2025年6月18日
-
【農協人文化賞特別講演】作家 梯久美子氏 7月4日に講演『アンパンマンはなぜ生まれたか~「食」と「いのち」の哲学~』2025年6月18日
-
小泉農相と経団連懇談 農機もレンタルやリースが当たり前に 農地所有の要件緩和も検討2025年6月18日
-
【'25新組合長に聞く】JA中春別(北海道) 西川寛稔氏(6/3就任) 土を作ってきた営みひきついで2025年6月18日
-
【'25新組合長に聞く】JA鹿児島みらい(鹿児島) 井手上貢氏(5/27就任) 地域との共生、訪問と対話から2025年6月18日
-
調子にノリノリシンジロウ 【小松泰信・地方の眼力】2025年6月18日
-
【JA人事】JA木野(北海道)黒田浩光組合長を再任(6月9日)2025年6月18日
-
米流通 7万事業者すべて在庫を確認 農水省2025年6月18日
-
中山間直払い制度 第5期評価 早急に修正を 第三者委有志が声明2025年6月18日
-
【稲作農家の声】記事まとめ2025年6月18日
-
【機構改革・役員人事】クボタ(7月1日付)2025年6月18日
-
ヤマト運輸の集荷代行 2JAがサクランボとキュウリからスタート JA全農山形2025年6月18日
-
残してほしい水泳授業【消費者の目・花ちゃん】2025年6月18日
-
藤原紀香の『ゆる飲み』淡路島でたまねぎ収穫 日本酒で堪能 JAタウン2025年6月18日
-
箱根西麓の夏野菜が集結「夏野菜フェス」三島スカイウォークで開催 JAふじ伊豆2025年6月18日
-
カーリング日本代表 小泉聡選手と吉村紗也香選手 JAビルへ活動報告2025年6月18日
-
不揃いハーブ活用「フレッシュハーブティーレモングラス&ミント」新発売 エスビー食品2025年6月18日
-
ひろしまは美味しさの宝庫「OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)」始動 広島県2025年6月18日