准組合員も反省をしました。2017年9月25日
小生、農協の准組合員になってもう10年以上となる。農協は2年前に合併をして10市にまたがり組合員も57400人(正・19900、准・37500)と典型的な都市農協になった。
合併前の市の規模の時は事務所で参事さんや役員さんとも話し、総会も案内が来て准組合員の席も用意されていて議決以外は同じであった。事業報告、計画、決算、予算も配布された。合併をしたら総代会になったので准組合員には連絡がなく、総代会の内容は勿論のこと資料も送付がない。農協から郵送されるのは貯金や共済の残高明細、旅行やグランド・ゴルフ等の催し物の案内、年金友の会である。
農協にとって准組合員はこの程度の認識かと腹を立てたがハタと気が付いたのは、自分の判断と意志で出資金を払い農協の活動に参加し、准組合員になったのであった。事業の利用、参加はむしろ組合員として積極的にやるべきことであって、貯金も共済もお客ではないのだ。
農業をしていないので事業利用、参加は限られたものとなるが事業や催しへの参加は組合員として積極にやるものであって、組合の方から連絡がないと文句を言うのは筋違いであることに気が付いた。正組合員も経営規模、栽培品目、畜種などが様々であるが准組合員はもっと多様な人達がそれぞれの判断で組合員となっている。
このような正・准の組合員が満足をする組合の運営はさぞ大変なことに気が付いた。
准組合員の農協へ期待をすることはそれこそ千差万別であるが、皆自分の意志で加入をしたのであり事業利用、参加についても個人差が大きい。「農協改革」で准組合員問題がテーマとなり、各農協では工夫をした事業の取り組みが進みアクテイブ・パートーナーシップ等議論がされている。組合員も正組合員よりも准組合員の方が多い。准組合員の問題は避けて通れないので准組合員の皆さんと直接話し合いをする場をつくり各農協の力量に応じて出来ることから始めたら如何か。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日