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シンとんぼ(76) 食の安全とは(34)「残留農薬」2024年1月13日

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令和3512日に公表された「みどりの食料システム戦略」をきっかけに始まったシンとんぼは、前回から内閣府の食品安全員会が継続して実施している食品安全モニターに対する意識調査結果をもとに、食の安全に対する意識の変化を探っている。調査には15個(2022年度)の"食品の安全性の観点から感じるハザード(不安要因)"があり、モニターの方がハザードごとに不安を感じるかどうかを調査し、その割合が示されており、前回からハザードごとの意識の変化を探っている。今回は、2004年の調査で「汚染物質」に次いで多かった「残留農薬」だ。

農薬の安全性についてはシンとんぼで詳細に検証したので、読者の皆様にはご理解頂いているかとは思うが、問題は食品安全モニターの皆さんの意識変化だ。

「残留農薬」にとても不安を感じるモニターの割合は、2004年44.7%であったものが、3年後の2007年には31.1%と減少し、さらに5年後の2012年には13.7%と2004年当初からすると3分の1未満にまで減っている。その後、2017年に8.4%と最小になるが、直近の2022年では12.2%となっている。この結果からとすると、農薬工業会等の農薬関係者のたゆまぬ努力のおかげで、この20年で農薬の安全性に対する正しい理解が進んだ成果なのではないかとシンとんぼは思っている。

ただ1割強の方は、いわゆる「なんだかんだ農薬安全性について御託を並べてはいるが、そうは言っても虫や菌や草が死ぬんだから毒なんでしょ!」的な考えの持ち主であり、農薬の安全性への不安を訴える層として存在し続けるのだろうなと思う。こういう方々は、心情的に農薬がお嫌いなので、どんなに説明を尽くしても不安を解消してはくれないだろう。なので、こういう御仁にこそ、有機農産物を積極的ご購入頂く層になってほしいと思う。

「自分が農薬は嫌いだからと使うな」と農家の苦労も知らずにわがままな批判をするのではなく、嫌いなら選択しなければいいのだ。幸いにも国がみどり戦略で有機農産物の割合を増やそうとしてくれているので、完全無農薬・無化学肥料農産物が入手しやすい時代がそのうち来るだろう。ただし、その場合には有機農産物を生産するのにどれだけの手間とコストがかかるのかを正しく理解した上で、それ相当の対価を文句なく支払って入手してほしい。もし、価格面で一般農産物並みのものを求めて文句いうようであれば、単なるわがままを言っているだけで、そのような方は農薬を批判する資格は無いということを理解すべきだと思うがいかがだろうか?

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