【消費者の目・花ちゃん】等級基準分かりやすく2026年1月19日
店頭で農産物を選ぶとき、消費者は等級表示を目にします。しかし、実際の購入判断において、等級が決定的な基準になっているかというと、必ずしもそうではありません。私自身も、糖度や産地、生産者の説明は参考にしますが、等級を基準に選んだ経験は多くありません。
その背景には、等級の意味が消費者に十分伝わっていない現状があります。多くの農産物では、等級は大きさや形、糖度など客観的な基準で区分されています。しかし、等級や区分の中身は品目ごとに異なるうえ、産地や業者によって表現が違う場合もあります。その上、糖度は高いが外観で評価が低いのか、外観は良いが糖度が低いのかは、等級表示からは判断できません。
消費者は「等級が高いからおいしい」と単純に理解しているわけでも、「等級は意味がない」と考えているわけでもありません。ただ、自分の生活の中で使いやすい判断材料を求めているだけです。糖度表示や「甘さ重視」「家庭用」といった言葉は、食べたときのイメージがしやすく、選びやすいため、自然と重視されます。
価格についても同様です。高いか安いかよりも、「この価格で、この味や使い方なら納得できるか」が判断基準になります。見た目が多少不ぞろいでも、味に満足できれば選ばれます。等級は流通や取引にとって重要な制度ですが、消費者の判断軸とは必ずしも一致していません。
だからこそ、品質に関する情報をどう伝えるかが重要になります。等級が何を基準にしているのか、味とどう関係しているのかを一言補足するだけで、消費者の理解は大きく変わり、選びやすさは格段に高まります。消費者は高いものを求めているのではなく、納得して選びたいと考えているのです。(花ちゃん)
重要な記事
最新の記事
-
【中酪受託乳量】2カ月連続減産 都府県5000戸割れ目前2026年1月19日 -
野菜卸の興農あおもりが自己破産 猛暑、コスト増で経営圧迫 負債2.3億円2026年1月19日 -
正准組合員に向き合うJAの最先端 JAはだのを現地視察 2月25日に農協研究会 参加者を募集2026年1月19日 -
外食産業の海外展開に関するセミナー開催 農水省2026年1月19日 -
食品産業の海外展開へ 人材育成・発掘に関する情報交換会を開催 農水省2026年1月19日 -
JAタウン「お肉の宅配 肉市場」リニューアルオープン「黒毛和牛肉味噌」が当たるキャンペーン開催中2026年1月19日 -
JA愛知みなみ「MINAMI Flower Days」30日から横浜・象の鼻テラスで開催2026年1月19日 -
舞鶴の京野菜「佐波賀だいこん」出荷開始 JA京都にのくに直売所などで販売2026年1月19日 -
「三ヶ日みかん」生産者が東京・新宿駅で試食イベント開催 JAみっかび2026年1月19日 -
衆院選の争点は「戦争か平和か」【森島 賢・正義派の農政論】2026年1月19日 -
ゲノム編集で長持ちメロン誕生 廃棄リスクの低減と海外輸出にも期待 農研機構2026年1月19日 -
【消費者の目・花ちゃん】等級基準分かりやすく2026年1月19日 -
【今川直人・農協の核心】農業資源の活用(1)2026年1月19日 -
腸内細菌研究に基づくポリアミン産生技術を活用「ポリアミンがふえるサプリ」新発売 協同乳業2026年1月19日 -
いつまでもあると思うな米と田んぼ『いま知りたい お米と農家の話』発刊 農文協2026年1月19日 -
日本一のシソ産地・愛知県と「シソ病害虫AI画像診断技術」開発 ミライ菜園2026年1月19日 -
高糖度トマトを容易に栽培 エッジAI型の萎れ灌水制御に成功 静岡大学2026年1月19日 -
熊本県錦町の特産品を期間限定販売 新宿駅「ルミネアグリマルシェ」に出店2026年1月19日 -
物価高だからこそ目利きに「いちご」テーマにフルーツ教室開催 青木フルーツ2026年1月19日 -
畜産糞尿の95.85%減容に成功 畜産経営を圧迫する糞尿処理の課題に挑む技術を実証 デザミス2026年1月19日


































