24年度優績JA表彰 大賞3、会長表彰581JAなど JA共済連2013年5月16日
JA共済連は5月16日、東京・日本橋の「明治座」で平成24年度JA共済優績組合表彰を行った。関係者約1400人が出席し、3JAの共済大賞をはじめ、延べ581のJAに全国共済農協連経営管理委員会会長表彰を行い、33JAに特別感謝状を贈呈し、功績をたたえた。
(写真)
全国から1400人が参加した表彰式
◆長期共済、短期共済とも全国目標を達成
JAの共済事業を取り巻く情勢は、農家数と子どもが減少する一方で農業者の高齢化が進み、また生保などとの競争が激しくなり、年々厳しくなっている。こうした情勢のなかで、平成24年度は、前期「JA共済3か年計画の最終年度として、長期共済、短期共済とも全国目標を達成することができた。
JA共済連の安田舜一郎経営管理委員会会長はあいさつで、受賞組合や出席した各組織関係者に感謝のことばを述べるとともに、「今年から新たな3か年計画に入る。地域の特性に応じた地域エリア戦略にもとづいた組織活動を展開し、次代につなぐ地域の絆を、相互扶助の精神のもと、より一層の共済事業の締めを果たすため25年度も全力を挙げて取り組む」と、決意を述べた。
地域エリア戦略は、昨年、農協共済審議会から、今後のJA共済事業の展開方向として「より地域に密着したJAらしい事業活動の展開」と、「連合会のJA指導・サポート機能等の強化と経営の効率化」を柱とする答申があり、今年度から始まる3か年計画は、これにもとづいて樹立されている。
(写真)
安田舜一郎・JA共済連経営管理委員会会長
◆JA共済には大きな役割があり、期待も大きい
来賓のJA全中・萬歳章会長は、「東日本大震災から3年目を迎えたが、原発事故では故郷に帰れない人が多い。各地で自然災害も発生しており、被災者を支援するJA共済には大きな役割があり、期待も大きい。TPPの問題もある。組織の結集力を高め、食と暮らし、命を守る運動をさらに強めたい」と、激励とともに、JA組織の結集力強化を訴えた。
(写真)
萬歳章・JA全中会長
◆「JA共済を意識した役づくり」仲間由紀恵さん
表彰式終了後には、大賞を受賞した3JAの組合長が壇上でインタビューに応じた。
JAあいち中央は3年ぶりの大賞受賞。石川克則代表理事組合長は、「これからも3Q訪問活動をしっかりやって、共済だけでなく、地域の組合員の生活全体をサポートする体制を整えていきたい」と今後の抱負を述べた。 JAあいち豊田は3年連続5度目の受賞。柴田文志代表理事組合長は、「豊田市を管内に持つため、もちろんクルマがたくさん走っている。これらに自動車共済の推進することで、若い人たちにJAを知ってもらえる」と地域特性を生かした普段の取り組みについて紹介。
JA兵庫六甲は2年連続の受賞。北畑親昭代表理事組合長は、「次代へつなぐ、ということで若いお母さん方への推進や、共済事業ではないが、JAとして婚活支援もしている。こうした地道な取り組みから世の中を変えていきたい」と語った。
また、JA共済連イメージキャラクターを務める女優の仲間由紀恵さんも会場に駆け付け、式典を盛り上げた。 今春から放送されるNHKドラマの役づくりなどについて問われると、「JA共済の、“親しみやすい”、“頼りになる”などのイメージを考えながら役柄を演じている。これからも変わりなく、JAのみなさんと一緒にいるような気持ちで、少しでもJA共済のお役に立てるよう頑張っていきたい」とエールを送った。
(写真)
(上から)石川克則・JAあいち中央代表理事組合長、柴田文志・JAあいち豊田代表理事組合長、北畑親昭・JA兵庫六甲代表理事組合長、女優の仲間由紀恵さん
(関連記事)
・【JA共済大賞に輝く3JAに聞く】地域とのつながり深めいのちとくらしを守る(JAあいち中央・JAあいち豊田・JA兵庫六甲)(2013.05.16)
・【インタビュー】安田舜一郎・JA共済連経営管理委員会会長に聞く 機能の明確化でJA共済事業の存在感高める(2013.05.16)
・【JA共済連の地域貢献活動】交通ルールを守り、自転車事故を防ごう(2013.05.16)
・3JAがJA共済大賞受賞(13.05.16)
・決意新たに25年度JA共済進発式 JA共済連(2013.04.18)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(163)-食料・農業・農村基本計画(5)-2025年10月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(80)【防除学習帖】第319回2025年10月11日
-
農薬の正しい使い方(53)【今さら聞けない営農情報】第319回2025年10月11日
-
食料自給率 4年連続38%で足踏み 主食用米消費増も小麦生産減 24年度2025年10月10日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内の園芸作物で初めて確認 高知県2025年10月10日
-
【特殊報】スイカ退緑えそ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】ショウガ褐色しみ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【注意報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年10月10日
-
26%が米「買い控え」 米価上昇が家計に影響 住友生命「台所事情」アンケート2025年10月10日
-
コシヒカリ3万3000円に JA常総ひかりが概算金改定 集荷競争激化受け2025年10月10日
-
大豆の吸実性カメムシ類 甲信、東海、北九州一部地域で多発 病害虫発生予報第8号 農水省2025年10月10日
-
(456)「遅さ」の価値【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月10日
-
「いちご新規就農者研修事業」2026年度研修生、若干名を追加募集 JA全農岐阜2025年10月10日
-
10月23日に生活事業総合展示会 贈答品や暮らしを豊かにする事業を提案 JA全農いばらき2025年10月10日
-
本日10日は魚の日 岡山県産「冷凍かき」など90商品を特別価格で販売 JAタウン2025年10月10日
-
収穫が遅れた完熟の「黄かぼす 食べて応援企画」実施中 JAタウン2025年10月10日
-
国消国産の日 一斉行動日イベント「国消国産×防災」開催 JA全中2025年10月10日
-
「日産ビオパーク西本郷」と「小野田工場ビオトープ」が環境省「自然共生サイト」に認定 日産化学2025年10月10日
-
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」に出展 井関農機2025年10月10日