事業承継マッチングプラットフォーム「relay」 JA三井リースと業務提携2023年10月4日
事業承継マッチングプラットフォーム「relay」(リレイ)を運営するライトライトは、JA三井リースと、農機具のリース活用と農業の第三者事業承継の促進を目的とする業務提携を行なうことを発表。農機具のリースにより、継農・就農開始時のコストを抑えた第三者事業承継を促進する。

事業承継マッチングプラットフォーム「relay」は、従来M&A仲介事業者では扱われてこなかった農業の第三者事業承継のマッチングに取り組んでいる。relayの後継者募集案件のうち農業では29件の公募実績があり、これまでに5件の成約実績をあげている。
一方、JA三井リースは、農林水産業の発展を支える農林中央金庫と、グローバルにビジネス展開をする三井物産を主要株主とした総合リース会社。国内トップクラスの農機具リース事業に加え、中古農機の買取・査定事業により、事業承継のサポートを行なっている。
今回の提携では、relayの譲渡者(売り手)がJA三井リースの機能を活用することにより、後継者募集とは別に所有する農機具を査定し、JA三井リースを介しての売却や、承継者へのリースが可能になり、後継者と農機具購入者を分けることで承継のハードルが下がり、早期の成約や入金が期待できる。また、JA三井リースの利用者に対しては、営農規模の拡大や新規事業に繋がるrelayの後継者募集案件を紹介し、高い成約率を目指す。
relayの承継者(買い手)は、農機リースを活用することで、新たに農機具を購入するより初期費用を大幅に抑えることが可能になる。また、営農規模を拡大したい場合も、relayのマッチングプラットフォームとJA三井リースの農機リースをあわせて活用することで、試験的な運用ができたり、手間とコストを抑えたりすることが可能になる。
この取り組みにより使われなくなった農機具が売却およびリースされて利活用に繋がり、設備にコストがかかる継農・就農開始時のコストを抑え、農業の第三者事業承継を促進する。
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