努力義務化から1年 自転車のヘルメット着用に関する本音を調査 JA共済連2024年9月24日
JA共済連は、令和6年秋の全国交通安全運動(9月21日~30日)に合わせて、全国の男女15歳~84歳の“自転車利用者“と“自転車非利用者(歩行者や自動車ドライバーなど)”の計2万2400人を対象に、自転車の交通ルールや自転車のヘルメット着用に関する大規模意識調査を実施した。
同調査によると、2023年4月1日から施行された自転車利用者のヘルメット着用努力義務化を認知している人は、どの年代においても80%以上。年代が高くなるほど認知度も高かった。また、その内容を正しく解釈できている人は70%を超えた。一方、着用している人は全体の26.2%。認知・理解は高くても、ヘルメット着用を実践するには至っていない。なお、着用率が一番高かったのは20代男性(37.7%)で、一番低かったのは50代女性(13.6%)。
自転車乗用中にヘルメットを着用しない理由は、「ヘルメットの着用が面倒だから」(82.8%)が最も高く、「似合わない」(57.6%)を上回った。ヘルメットの準備や保管場所、持ち運びといった煩わしさがヘルメット着用を妨げる大きな原因の一つとみられる。
ヘルメットを着用している人に着用理由を聞いたところ、「自分自身の安全のため」(89.4%)、「交通事故のニュースを見てもしものことを考えている」(79.4%)など、交通事故のリスクに対して高い意識を持っていることがわかった。
自転車非利用者(歩行者・ドライバー)は、ヘルメット着用者に対して「命を守るための行動で常識的だと思う」(83.3%)、「法令をしっかり守る姿勢は素晴らしい」(83.1%)と好印象を持っている。また、自転車利用者の守れていないと思う交通ルールについて、「自転車乗用中はヘルメットを着用すること」(42.3%)がトップになるなど、改正道路交通法の施行を契機に、社会全体のヘルメット着用への関心も高まっている。
JA共済連は、自転車利用時のヘルメット着用の重要性を認識してもらうため、地域貢献活動WEBサイト「ちいきのきずな」で、動画「自転車乗るならヘルメット!~かぶろう、大切な命を守るために~」を公開している。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日