BG無洗米で「地球環境大賞 環境大臣賞」受賞2015年3月2日
東洋ライス(株)は、平成3年より取り組んでいる「BG無洗米による米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動」が評価され、このたび「第24回地球環境大賞 環境大臣賞」を受賞した。
この賞は、フジサンケイグループが、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン 名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て、平成4年に創設した顕彰制度によるもので、「産業の発展と地球環境との共生」に貢献した企業や団体、自治体に与えられる賞だ。
これまで同賞は、大手企業による大規模な取り組みに授与されることが多かった。中小企業が受賞するのは稀なことであり、それだけにBG無洗米の普及による環境保全効果が、極めて有効であると評価されたものだ。授賞式は、平成27年4月9日、秋篠宮殿下、同妃殿下御臨席のもと、明治記念館において行われる。
これまでBG無洗米は、平成4年度に生産を開始して以来、平成24年度までに、538万4501トンを生産した。その結果、54万トンの汚泥削減と、各地の水質浄化に寄与し、更に33万トンのCO2を削減し、温暖化防止にも貢献した。
また、BG無洗米を製造する際に回収されるヌカ(水に流すとヘドロになる)は、「米の精」という商品に加工され、ほぼ全量が有機質肥料や飼料として、循環型農業に有効利用されている。
同社は、全国に56箇所あるBG無洗米製造工場や、BG無洗米や金芽米を利用している消費者や需要者と、さらに一致協力して、米のとぎ汁公害やCO2排出の削減活動を推進していく考えだ。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































