需要ダウンの酒米支援 山田錦のリゾット発売 オイシックス2020年12月11日
オイシックス・ラ・大地が手掛ける食品宅配サービス「Oisix」は12月10日、新型コロナウイルスの影響で国内外の出荷量が大幅に減少している日本酒の現状を受け、原料となる酒米「山田錦」の余剰米を家庭でおいしく食べられるオリジナルメニュー「酒米リゾット」を商品化し、販売を期間限定で開始した。
「大人から子供まで楽しめる！酒米リゾットセット」
業務用の日本酒を中心に国内出荷量が減少、輸出も大幅に減少していることから、令和2年（2020年）産の酒造好適米（酒米）は、大幅な供給過剰となる見込み。その結果、来年の需給均衡のため大幅な生産抑制が必要とされており、減産を余儀なくされた酒米農家の収入が減ると、高齢化に悩む生産者から離農が増え、耕作放棄地が増える危惧もある。
同社は、日本酒文化の根本である「酒米」作りが途切れることなく続くよう、兵庫県西脇市産の山田錦に、Oisixオリジナルの調味料を添えた「酒米リゾットセット」を急きょ販売する。
酒米の中心には「心白」という、米の中心の白濁している部分がある。心白の中は隙間が多く、日本酒を作る際はそこに麹菌が根を伸ばして、強い糖化力のある米麹ができあがる。この酒米の特徴を活かし、リゾットにすると、スープが染み込みやすく、しかも15分ほどの短時間で手軽に調理できることが分かった。
酒米リゾットはそのまま調理するほか、トマトやきのこ、チーズと合わせる、など好みのアレンジで楽しめる。
「大人から子供まで楽しめる！酒米リゾットセット」（592円・税込）は12月24日まで販売。
「大人から子供まで楽しめる！酒米リゾットセット」（盛り付けイメージ）
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