米の消費 家庭内でも伸び悩み-米穀機構調査2021年1月21日
米穀安定供給確保支援機構の米の消費動向調査によると、1か月あたりの米の消費量は昨年11月に対前年同月比で▲1.6%となり、1月以来のプラスからマイナスに転じた。家庭内の消費量の▲0.8%となった。
11月の1人1か月あたりの精米消費量は4757グラム。家庭内消費量は3269グラムで中食・外食での消費量は1488グラムだった。
対前年同月比で▲1.6%。家庭内消費量は▲0.8%、中食・外食消費量は▲3.3%だった。
この調査で米の消費量は2019年4月以降、2020年9月まで前年同月比でプラスとなっており、昨年10月に横ばいとなり、11月にマイナスに転じた。
緊急事態宣言が発令された昨年4月、5月は中食・外食での米の消費は▲12.7%~▲9.8%と大幅に減ったが、家庭内消費は+11.6~+8.3と大きく増え、全体としては前年同月比プラスを維持してきた。
しかし、昨年11月は中食・外食、家庭内消費とも減少した。消費減退が懸念される。
総務省の家計調査(2人以上世帯)でも昨年9月の米の支出は2403円、10月は2604円だったが、11月には1847円に減少した。2019年11月の1966円も少ない結果となった。
なお、家庭内の月末在庫量は6.8kg。購入ルートは「スーパーマーケット」が48.0%、「家族・知人などから無償で入手」が17.9%、「インターネットショップ」が9.8%となっている。
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