令和4年産備蓄米 ほぼ全量落札 農水省公表2022年1月27日
農林水産省は1月26日、令和4年産政府備蓄米の入札結果を公表した。
令和4年産米の政府備蓄米の買い入れ予定数量は20万7000t。このうちCTTP分(TPP11発効にともなう豪州枠)は7000t。
第1回入札は1月25日に行われた。入札参加資格者数191のうち、97が参加し32が落札した。
買い入れ予定数量20万7000tに対して31万5044tの入札があり、落札数量は20万5550tとなった。
第1回入札でほぼ全量が落札した。24道府県が予定数量の全量落札となった。
令和3年産では主食用米から過去最大水準の▲6.3万haの作付転換を実施したが、民間在庫は依然として過剰で米価は前年産より60kgあたり1000円程度下落している。このため令和4年産でも令和3年産より作付比で▲3.0%とすることが求められている。
作付転換を進めるため、主産地を中心に政府備蓄米の契約を早期の確保しようと積極的に入札が行われたと見られる。
今後は現在の需給状況に合わせて、主食用米の作付けと他品目への転換に取り組むが課題となる。

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