乳製品生産量・供給量ともほぼ前年並み2015年5月26日
平成27年度牛乳乳製品需給見通し発表
(一社)Jミルクは、このほど「平成27年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと当面の課題について」を策定、5月25日に中央区築地のJミルク会議室において記者発表した。
27年度の生乳生産量は、北海道では387万7000トン(前年比101.5%)となる見込みだが、都府県では減産基調が続き、26年度を下回る345万4000トン(同98.4%)の見込みだ。結果、全国の生乳生産量はほぼ前年並みの733万1000トン(同100.0%)と見込まれる。
27年度の牛乳等生産量は、4月からの牛乳等の価格改定の影響が注目されてきたが、大きな影響は見られず「牛乳類」は前年度をやや下回る99.2%の見通し。「はっ酵乳」は、機能性ドリンクヨーグルトや新商品投入等により、前年度をやや上回る100.9%と見込まれる。
27年度の用途別処理量は、「牛乳等向け処理量」は388万9000トン(同99.5%)と前年度をやや下回って推移すると見込まれる。一方、生乳供給量は前年同程度であることから、「乳製品向け処理量」はやや増の338万3000トン(同100.6%)と見込まれる。
都府県の生乳需給は、供給量・処理量とも前年水準を下回る見込みだ。北海道から都府県への生乳移入量(道外移出量)は、増加傾向で推移するものと見込まれる。
特定乳製品(脱脂粉乳・バター)の需給見通しは、脱脂粉乳生産量では前年度を上回り12万7000トン(同105.0%)と見込まれる。8月までに26年度分追加輸入残量並びに27年度カレントアクセス分輸入数量として1万400トンが売り渡される予定だが、27年度末在庫量は4万3300トンと減少する見込みだ。
バターについても27年度生産量は前年度を上回り6万4800トン(同105.2%)と見込まれる。7月までに27年度カレントアクセス分輸入数量2800トン
が売り渡される予定だが、27年度末在庫量は1万700トンと大きく減少する見込みだ。
(写真)挨拶するJミルク前田専務理事
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