配合飼料 トン平均約700円値下げ 28年1~3月期 JA全農2015年12月18日
JA全農は12月18日、平成28年1~3月期の配合飼料供給価格を公表した。
27年10~12月期に対して全国全畜種総平均トンあたり約700円値下げする。改定額は地域別・畜種別・銘柄別に異なる。全農が発表した飼料情勢は次のとおり。
【飼料穀物】
トウモロコシのシカゴ定期は、11月10日発表の米国農務省(USDA)需給見通しで新穀生産量が上方修正され、期末在庫率が11.3%から12.9%に高まったことから下落、現在は1ブッシェル(25.4kg)3.7ドル台で推移している。米国産トウモロコシは史上3番めの豊作がほぼ確定したが、エタノール向け需要が堅調なことなどで当面は現行水準の相場展開が見込まれる。
【大豆粕】
11月10日発表のUSDAの需給見通しで大豆が前年を上回る史上最高の豊作見込みとなったことから、大豆粕のシカゴ定期は下落し1トン310台で推移している。国内大豆粕価格はシカゴ定期の下落により値下げが見込まれる。
【海上運賃】
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、8月上旬には中国の南米産大豆の買付けが一段落し船腹需給が緩和したことや、燃料価格が下落したことなどから1トン35ドル前後まで値下がりした。
現在はトン30ドルを下回る水準で推移。今後は中国向け輸送需要が引き続き低調に推移すると見込まれていること、燃料価格が軟調に推移していることなどから、海上運賃は弱含みでの推移が見込まれている。
【外国為替】
米国の利上げや欧州の金融緩和政策などを材料に円相場は一進一退の相場展開の見込み。
◇ ◇
円安は進むが穀物相場が値下がりすることから前期にくらべ値下げとした。
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