牛乳類 積極的な需要拡大を Jミルク2022年7月15日
Jミルクは7月14日に公表した需給短信で牛乳類の業務用需要がやや回復傾向にあるものの、需要は引き続き不透明だとして積極的な需要拡大への取り組みを呼びかけている。
Jミルクがまとめた6月の牛乳類の販売個数は前年同月比94.3%となった。販売単価は牛乳が189.9円、成分調整牛乳が173.9円、加工乳が189.5円、乳飲料が149.8円だった。
直近の7月4日からの販売個数は牛乳類トータルで同99.2%と前年を下回って推移している。ただ、2019年度比では104.1%とコロナ禍前の水準より増加している。
6月下旬は関東での梅雨明けと連日の猛暑で、6月20日の週から量販店での販売個数が増加傾向にある。ヨーグルト類は前年を下回る傾向となっているが、ドリンクタイプは前年並みをキープしている。
Jミルクのまとめでは5月の牛乳乳製品の支出額は前年比95.6%で7か月連続で前年を下回った。総務省の家計調査から算出した家庭内食支出は前年を下回り、外食、中食支出は前年を上回る傾向が続いている。とくに外食は前年比145.6%となっており、3年ぶりに新型コロナにともなう制限のないゴールデンウィークとなったため、外食需要が大きく増加したと推察されるという。
こうしたことから牛乳乳製品の業務用需要は回復傾向にあるものの、新型コロナの感染者が急増しており、業務用需要の動向には注視が必要となるとする。さらに食料品、燃料の相次ぐ値上げが家庭内需要を減少させる可能性があるとして、業界としては情勢変化を注視しつつ、「引き続き家庭内需要を中心に積極的な需要拡大に取り組むことが重要」と強調している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































