畜産農家向け 糞尿処理にかかるコストを大幅削減 JET2022年8月1日
株式会社JETは、同社が製造・販売する急速発酵乾燥資源化装置システム「ERS」を導入した畜産農家で、重油ボイラーの使用時に比べ、化石燃料の使用量とコストの大幅削減を実現。化石燃料価格の高騰が続くなか、畜産農家に向けて、バイオマスボイラーを用いたERSシステムの提案を始めた。
ERSシステム
同社は、急速発酵乾燥資源化装置システム「ERS」を導入した畜産農家で、ERSの熱源として必要な蒸気の生成のためにバイオマスボイラーを自社開発し実用化することで、重油ボイラーの使用時に比べて化石燃料の使用量とコストの大幅削減を実現した。
ERSシステムは、地域に生息する土着菌を活用し、家畜糞尿をわずか1日で殺菌・発酵・乾燥して資源化する画期的なシステム。処理工程の全てにおいて、排水や悪臭を発生しないことや、処理後の成果物が燃料や敷料等に再利用できるのが最大のメリットとなる。
乳牛農家のリオグランデ(静岡県富士宮市)に設置したバイオマスボイラー
ERSの稼働時には、熱源として蒸気を供給するため、ボイラーが必要となることから、同社は、ボイラーの燃料コストを削除するため、バイオマスボイラーを使ったシステムを確立するため検討。その結果、2020年に実用レベルでバイオマスボイラーとERSを連動したシステムを確立した。
さらに今年は、バイオマスボイラーの実績データによる実証により、バイオマスボイラーが畜産クラスター補助金の対象として認められるようになった。
現在、ERSを利用する畜産農家では、敷料用おが粉の購入コスト削減のため、ERSで処理した物は敷料として利用されている。今後は、敷料としての利用に加え、燃料としてバイオマスボイラーで利用することでさらに燃料コスト大幅削減も推進。ユーザーの多様な選択肢が出来ることで導入各社のコスト構造に応じた活用方法を示すことが可能となる。
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