糖含量高い牧草オーチャードグラス品種「えさじまん」標準作業手順書を公開 農研機構2023年2月28日
農研機構は2月27日、糖含量が高く、越冬性と収量性が高く安定しているオーチャードグラスの新品種「えさじまん」の普及拡大のため、栽培管理法等をまとめた「標準作業手順書」をウェブサイトで公開した。
「えさじまん」の標準手引書
自給飼料生産組織等による飼料供給体制が拡大する中、自給粗飼料の生産管理に係る労働力不足が課題となっている。その解決策の一つが、出穂時期の異なる草種を組み合わせて利用すること。オーチャードグラスは、チモシーより出穂が早いため、採草地の一部をチモシーからオーチャードグラスに置き換えることで収穫作業の集中を回避でき、管理面積を拡大できる。
オーチャードグラスは、これまで飼料品質や越冬性などの面から利用が拡大していないことから、農研機構は雪印種苗と共同で北海道と北東北地域向けオーチャードグラスの新品種「えさじまん」を育成した。既存品種に比べて糖含量が高く、越冬性と収量性が高く安定し、サイレージでの発酵品質が良い。
今後見込まれるオーチャードグラスの利用拡大に向けて栽培管理法等をまとめた「北海道および北東北地域向けオーチャードグラス高WSC含量品種『えさじまん』標準作業手順書」は、「えさじまん」の栄養収量や飼料品質における優位性、導入時に必要な手順、留意点等を解説している。
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