明治と資本業務提携 温室効果ガス削減で持続可能な酪農業界へ ファームノート2023年8月3日
酪農DXのファームノートホールディングス(北海道帯広市)は、明治ホールディングスを引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施した。
ファームノートHDの完全子会社である株式会社ファームノートは、クラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」、「Internet of Animals」を実現する牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」、乳牛の遺伝子情報(ゲノム)を解析、育種改良におけるゲノムの実践的活用を目的とした「Farmnote Gene」などの提供を通じて、酪農産業のデジタル化(酪農DX)を推進している。
また、完全子会社である自社牧場「ファームノートデーリィプラットフォーム」では、酪農DXの実践牧場として、牛舎設計やロボット搾乳といったリアル技術とFarmnote製品のデジタル技術を統合し、牛と人が快適に働ける牧場づくりを通じて持続可能な酪農経営を実現している。
明治HDは「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」において、「こころとからだの健康に貢献」「環境との調和」「豊かな社会づくり」の3つのテーマとともに、共通テーマ「持続可能な調達活動」を掲げている。持続可能な酪農業の推進を目指し、グループが有する様々なアセットを通じた酪農家への支援活動や温室効果ガス(GHG)削減など、サステナブル酪農の取り組みを進めている。
酪農を取り巻く環境で解決すべき課題のひとつとして、乳牛の呼気メタンやふん尿処理中に発生するGHG削減が挙げられる。2020年10月、政府は2050年までにGHGの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言。農林水産業全体の約12%を占め(2020年時点)、酪農分野もいかに削減するかが求められている。
今回の資本業務提携により、持続可能な社会に向けて、酪農分野において両社の知見を活かし、GHG削減に取り組む。具体的には、牛個体のGHG排出量をリアルに測定、変化を分析できるソリューションを開発。さらに、同社が培った生産業界におけるDXソリューションやグループ牧場のアセットを活用し、両社で持続可能な酪農産業へ貢献していく。
重要な記事
最新の記事
-
イタリアのフリーマーケット【イタリア通信】2025年2月15日
-
シンとんぼ(129)-改正食料・農業・農村基本法(15)-2025年2月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(46)【防除学習帖】第285回2025年2月15日
-
農薬の正しい使い方(19)【今さら聞けない営農情報】第285回2025年2月15日
-
【人事異動】農水省(2月16日付)2025年2月14日
-
(422)学位と卒論【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月14日
-
「第2回みどり技術ネットワーク全国会議」開催 農水省2025年2月14日
-
大雪の被害に共済金を早期支払い JA共済連2025年2月14日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県産かぼす・ゆずのハイボール登場 JAタウン2025年2月14日
-
【次期酪肉近】自民畜酪委で団体要請 生乳需給、飼料自給、生産基盤強化を2025年2月14日
-
青果卸専業会社とコラボし新会社 「地方卸売市場をアップデイト」 JA岩沼市2025年2月14日
-
秋元真夏が出演「JAタウン」新CM 13日から放送開始 JA全農2025年2月14日
-
いわて牛を堪能「畜産生産者応援フェア」期間・数量限定で開催中 JAタウン2025年2月14日
-
下水道管の破損による道路陥没事故への金融上の措置 農林中金2025年2月14日
-
水稲用 初・中期一発処理除草剤「セイテン」新発売 クミアイ化学工業2025年2月14日
-
水稲用 初・中期一発処理除草剤「テッシン」新発売 クミアイ化学工業2025年2月14日
-
適用拡大情報 殺菌剤「マイコシールド」 日本曹達2025年2月14日
-
適用拡大情報 殺菌剤「ピシロックフロアブル」 日本曹達2025年2月14日
-
北海道どさんこプラザ25周年記念「くしろフェア in 有楽町」19日から開催2025年2月14日
-
窒素に頼らない新たな肥料設計を提案 鹿児島県でセミナー開催 農機具王2025年2月14日