配合飼料価格 1トン当たり約4600円値下げ 4~6月期 全農2024年3月21日
JA全農は3月21日、4~6月の配合飼料価格を前期に対して全国全畜種総平均で1トン当たり約4600円引き下げると発表した。
改定額は地域別、畜種別、銘柄別で異なる。
1~3月期は6期ぶりに1トン当たり約2800円値上げした。
全農によると、1月に米国農務省が米国産トウモロコシの生産量が史上最高となる見通しを発表したことに加え、南米産地でも良好な天候で豊作となる見通しでトウモロコシのシカゴ相場は軟調に推移しており、現在は1ブッシェル(25.4kg)4.4ドル前後で推移している。
大豆粕のシカゴ相場は12月上旬には1トン450ドルだったが、南米産地での良好な天候で大豆が豊作見通しになったことに加え、バイオディーゼル向けの大豆油需要の高まりで副産物である大豆粕の発生量が増加していることから軟調に推移しており、現在は1トン370ドル前後で推移している。
国内大豆粕価格は大豆粕のシカゴ相場が下落していることから大幅な値下がりが見込まれる。
海上運賃はパナマ運河の通航制限を受け、11月後半には1トン65ドルを超える水準まで急騰した。その後、パナマ航路を回避する動きや、原油相場の下落で同50ドル台前半まで下落した。
その後は南米産大豆の輸送需要が増加していることから、現在は同60ドル台で推移している。
例年4月までは、パナマは乾季のため運河の水位改善が見込めず通航制限は継続される見通しであることに加え、南米産大豆の輸送が本格化することから、海上運賃は今後、堅調に推移することが見込まれている。
為替相場は3月に入って147円前後まで円高が進んだが、現在は150円前後で推移している。
JA全農はトウモロコシや大豆粕の価格下落により、前期に比べて値下げとなったとしている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































