子牛の寒冷ストレス事故対策 温風式保育器「子牛あったか」販売開始 日本仮設2025年12月19日
建設・農業関連資材を取り扱う日本仮設株式会社(札幌市西区)は、出生直後の子牛の体温維持を助け、寒冷ストレスによる事故率低減に貢献する子牛専用保育器「子牛あったか」の今シーズンの販売を始めた。

「子牛あったか」は、出生直後の最も危険な時期を乗り越え、大切な子牛の命と健康を守るために開発された、子牛専用の温風式乾温機。
出生直後の子牛は、体温調節機能が未熟で寒さにとても弱く、冬場の分娩時や出生直後に身体が濡れた状態は、急激に体温を奪い「寒冷ストレス」を引き起こす。このストレスは子牛の体力を著しく消耗させ、肺炎や腸炎など病気のリスクを高め、最悪の場合は事故につながる。
子牛保育器「子牛あったか」
同製品は、抗菌フィルター付き乾燥機による衛生的な温風で、濡れた子牛の身体を素早く直接乾かし温める「温風式乾温」を採用。従来の空間暖房型ヒーターと比較し、より効率的に子牛の低体温リスクを軽減する。また、清潔な環境維持と清掃の手間を大幅に削減する独自構造も備え、冬場の生存率向上と畜産現場の作業効率化という、アニマルウェルフェア(動物福祉)と持続可能な畜産経営の両立につながる。販売価格は13万9800円(税別)。
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