JAグループ輸出推進協議会を設置2014年6月5日
JAグループは4月に策定した「JAグループ営農・経済革新プラン」で農業所得の最大化を図る一環として、輸出拡大戦略の構築と実践に自主的に取り組むことを決めたが、その実現に向けて6月3日にJAグループ輸出推進協議会を設置、第1回会合を開いた。
政府は2020年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円に倍増させることを目標にオールジャパン体制の取り組みをめざしているが、JAグループ輸出推進協議会は政府・経済界などとの連携で主導的な役割を果たしていくために設置した。
構成はJA全中、JA全農、農林中央金庫。第1回会合は、農林水産省と日本貿易振興機構(ジェトロ)がオブザーバーとして参加した。また、経済界にも呼びかけを行っており、今後は輸出に関するノウハウを持つ企業、団体、行政も参加する見込みだという。
協議会では農産物輸出の実態把握と課題を整理し、一元的な輸出体制づくりに向けて▽物流体制の確立、▽輸出ビジネスモデルの構築、▽法人等の体制具体化などを検討していく。
協議会には構成団体の役員レベルが出席、今後は実務者で検討を進め必要に応じて協議会を開く。JAグループの営農・経済革新プランでは来年3月には一元的な輸出を行う事業体を発足させる方針だ。
(関連記事)
・【クローズアップ農政】TPP・・・って何?米国民の関心低く インタビュー・中岡望・東洋英和女学院大学副学長に聞く(2014.06.04)
・安倍政権の農政改革をアピール 25年度農業白書(2014.05.27)
・明らかになった農協批判の虚構(2014.05.23)
・【農協改革】安倍総理、農協改革に意欲(2014.05.20)
・香港・上海バイヤーとの輸出商談会開催(2014.05.14)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ムッシュボルドーDF」 日本曹達2025年7月10日