80年前の「付け木」発見 東京の農家の蔵から2015年7月3日
マッチが普及するまでは、マッチの代わりに「付け木」が使われていた。この「付け木」が、このほど東京の農家の蔵で見つかった。
東京都国分寺市で植木業を営む横田豊さん(60)の蔵で、80年前と想定される「付け木」が保存されていた。マツやヒノキの薄い木片の端に硫黄を塗ったもので、火打ち石で熾した火や囲炉裏の火をかまどに移す時などに用いた。
使うときには縦に細く割き、硫黄の部分に火をつける。いただきもののお返しにも使われた。
(写真)短冊状に束ねた付け木(手前)。今でも使える。
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