木徳神糧と業務提携契約を締結-JA全農2017年10月27日
JA全農は10月27日、米の集荷・販売・加工事業で木徳神糧(株)と業務提携を行うことで合意したと発表した。
JA全農は米穀事業について実需者への精米での直接販売を主体とした事業方式に転換することで、生産者手取りの確保と農業経営の安定を図る取り組みを進めることにしている。そのために実需者への安定した販路を構築している米卸業者をパートナー卸と位置づけ、資本・業務提携を進めていくことを掲げた。
JA全農と木徳神糧は重要な取引関係にあったが、水田農業の持続的な発展と国産米の需要拡大を実現するためにお互いに協力することで合意、業務提携契約を締結することを決めた。
今後、▽実需者への推進や精米販売での連携、▽実需者との特定契約や事前契約の拡大、▽実需者ニーズに応じたJA・生産者への作付け提案などを積極的に展開し、生産から販売までの一貫した取り組みを確立していく考えだ。また、双方の販売・加工・物流機能を活用した合理的な事業運営の仕組みを構築し、米生産基盤の健全な発展と競争力のある事業展開をめざすとしている。
【木徳神糧の概要】
・代表取締役社長:平山惇
・設立:1950年3月
・資本金:5億2950万円
・従業員数:361名(2016年12月31日現在)
・売上高:1027億9700万円(2016年12月期)
・米穀事業売上高:855億100万円(同)
(関連記事)
・【米生産・流通最前線2017】木徳神糧(株) 三澤専務に聞く 29年産米の概算金と流通(17.09.22)
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