秦野産の魅力を発信/農業まつりに2万9000人来場 JAはだの(神奈川県)2017年11月29日
神奈川県のJAはだのは11月18、19の両日、JA本所で農業まつりを開いた。今年のテーマは「育てる喜び 食べる喜び!元気の源 はだの産!」。秦野市内外から約2万9000人が来場した。
JAcomは、全国のJAが行っているさまざまな活動の成果、これから行う予定の活動などについて、JAのみなさんに投稿していただく場としてこのコーナーを設けました。今回は神奈川県のJAはだのから農業まつりの様子をいただきました。全国の仲間に伝えたり、知ってほしいと思う情報をどんどんお寄せ下さい。
このまつりは、秦野市農協創立10周年記念事業としてスタートしたもので、今年で45回目を迎えた。実りの秋を祝うとともに、地域住民に秦野の農業やJAへの理解を深めてもらおうと、毎年開催している。
開会式には、古谷義幸市長や牧島かれん衆議院議員をはじめ、久保寺邦夫、神倉寛明両県議会議員らが出席し、まつりの開催を盛大に祝った。秦野市が実施した第53回秦野市農産物品評会の表彰式も併せて行われ、各分野の最優秀賞受賞者を表彰した。
(写真)新鮮な農産物を生産者自ら販売
会場では、業種別部会が花き、茶、果樹、野菜など良質で新鮮な農産物を即売した他、JAがミカンとラッカセイを無料配布し、秦野産の魅力を発信した。女性部と青年部は連携し、汁粉をチャリティーで販売。集まった寄付金は、7月に九州北部で発生した豪雨の被災地に送る予定だ。
毎年、多種多様な模擬店が軒を連ね、盛り上がりを見せる農業まつり。市内の農家グループが販売した、地場産農産物をふんだんに使った豚汁などには長蛇の列ができた。昨年9月に「友好JA協定」と「災害時相互支援に関する協定」を結んだ福島県のJA東西しらかわは、ミニトマトや牛串などを販売した。地産地消に積極的に取り組む若手飲食店グループ「はだのベジフルマーケット」は今年初めて出店。地場産農産物を使ったパンやスイーツなどを振る舞った。
(写真)人気を呼んだ「ぴーなマン焼き」
会場には、JAオリジナルキャラクター「やえのちゃん」と「ぴーなマン」が登場。ちんどん屋と共に会場内を練り歩いたり、JAが実施した農産物の無料配布に登場したりして、来場者と交流を深めながら会場を盛り上げた。JAの女性理事と女性部は、協力して考案した「ぴーなマン体操」をステージで披露。来場した多くの子どもたちも共に体を動かした。模擬店では、JAが「ぴーなマン」の形をしたベビーカステラ「ぴーなマン焼き」を販売した。もちっとした食感と見た目の愛らしさから、常時行列ができるほどの人気を呼んだ。
(写真)良質な農産物を出品した第53回秦野市農産物品評会受賞者
今回、まつりを一層楽しんでもらおうと新たに企画したのが、スタンプラリーだ。会場内の5カ所に設置されたスタンプ台を巡り、指定の用紙に「やえのちゃん」と「ぴーなマン」のスタンプを押す仕組み。19日には先着200人に、会場に展示した野菜の宝船に使用したダイコンやサツマイモ、ニンジンなどを無料配布した。
次世代やアジアとの共生を進めるJAは、本所内に市内の小・中学生、高校生や、毎年交流を深めている近隣のアジア諸国の書道・図画・作文など1000点以上を展示。JAの食農教育事業「ちゃぐりんスクール」に参加した小学生の農業体験の感想絵作文なども並び、多くの家族連れでにぎわった。
JAは今後も組合員と連携し、盛大にまつりを開催していく方針。次回は、2018年11月17、18の両日に開催する予定だ。
(関連記事)
・【意見交換】「系統の資本持合規制」見え隠れ(17.11.20)
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・【現地レポート JAはだの(神奈川県)】貸し農園から体験農園へ 市民を都市農業の担い手に(17.03.31)
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