「常に組織人の意識を」JA全国機関新採用職員の研修会2018年4月3日
・中家会長らが激励
JAの全国機関の今年採用された職員の合同研修会が4月2日、東京都文京区春日の文京シビックホールで開かれた。新規採用者約650人が参加し、中家徹全中会長の訓話や、飯野芳彦全青協会長、作家の童門冬二氏の講演、協同組合歌斉唱などを通じて、協同組合組織の一員としての自覚を新たにした。
中家会長は、国際的にも認められている協同組合組織の価値と、現在進めているJA自己改革の取り組みの意義を強調し、「全国組織は現場のJAの活動のサポーターであり、常に現場目線を忘れず、組織人であることを意識し、何事も一生懸命に取り組んで欲しい」と激励した。
また飯野会長は、地元の埼玉県いるま市で、今も"結い"による助け合いが地域に住む人の拠り所になっていることを紹介し、「お金で解決できないのが"結い"で、その根底には相互の信頼関係がある。"協同"は、すなわち"信頼"であり、それを構築するのがJAの職員だ」と話した。
作家でJA経営マスターコース塾長の童門冬二氏は、特別講演で二宮尊德の思想を例に、常に相手の身になって考える"恕"(じょ)の大切さを強調。「常にこの心をもって組合員に接していただきたい」と、新JA人へメッセージを送った。
研修会では、全国機関の組織・業務の紹介、名刺交換など相互交流を行い、歌手の田中星児氏が協同組合歌「あすの大地に」を歌唱指導した。JA全中の監査企画部に配属された鈴木大志さん(23)は、「農業の多面的価値に関心がある。地方や第1次産業のための力になりたい。JA職員としての自覚を持ち、農業・JAの現場から学びたい」と抱負を語った。
(関連記事)
・実需者ニーズふまえ販売力強化-JA全農30年度事業計画(18.03.27)
・JA事業基盤強化へCS改善などで交流会-農林中金(18.02.21)
・福島県における数農協の合併(1)(18.01.14)
・【JA全農畜産生産部-JA全農の若い力】受精卵移植技術を着実に実践(17.09.29)
・『相互扶助』理念を胸に刻み 新職員259人 JA共済連入会式(17.04.05)
・組合員の顔見える組織に 全国連ほか 新規採用職員600人 研修会(17.04.04)
重要な記事
最新の記事
-
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
【特殊報】シキミ、カンキツにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 宮崎県2025年11月6日 -
【注意報】野菜類・花き類にチョウ目害虫 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年11月6日 -
米の生産費高止まり 60kg1万5814円 24年産米2025年11月6日 -
栗ご飯・栗タマバチ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第363回2025年11月6日 -
輸出の人気切り花スイートピー生産の危機【花づくりの現場から 宇田明】第72回2025年11月6日 -
運用収益が改善 期初計画上回り給付還元財源を確保 JA全国共済会2025年11月6日 -
熊本県の大雨被害に災害見舞金を贈呈 JA全国共済会2025年11月6日 -
千葉県から掘りたてを直送「レトルトゆで落花生 おおまさり」販売開始 JAタウン2025年11月6日 -
「たすけあい story エピソード投稿キャンペーン」 公式X・Instagramで募集開始 抽選で特選ギフト JA共済連2025年11月6日 -
東京育ち 幻の黒毛和牛「東京ビーフ」販売開始 JAタウン2025年11月6日 -
GREEN×EXPO2027まで500日 横浜市18区で一斉の取り組みで機運醸成2025年11月6日 -
オンライン農業機械展示会「オンラインEXPO 2025 WINTER」を公開中 ヤンマー2025年11月6日 -
第6回全社技能コンクールを開催 若手社員の技術向上を目的に 井関農機2025年11月6日 -
兵庫県 尼崎市農業祭・尼崎市そ菜品評会「あまやさいグランプリ」9日に開催2025年11月6日 -
静岡・三島でクラフトビール×箱根西麓三島野菜の祭「三島麦空」開催2025年11月6日 -
森林・林業業界の持続的価値創出へ「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」実施 森未来2025年11月6日 -
ホクトのエリンギ プリプリ食感になって26年振りにリニューアル2025年11月6日 -
豆乳生産量 2025年度7-9月期 前年同期109% 日本豆乳協会2025年11月6日 -
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月6日


































