組合員の顔見える組織に 全国連ほか 新規採用職員600人 研修会2017年4月4日
JA全中は4月3日、東京都文京区の文京シビックホールで、全国4連ほか15団体に新規採用された職員約600人を対象に平成29年度JA全国機関新規採用職員研修会を開いた。新規採用職員らは緊張の面持ちでJA綱領を唱和し、JA全中奥野会長による訓話や記念講演などを熱心に聞き入った。
この研修会は「農業とJAグループについての学習の第一歩とする」ことを目的に開催された。
JA全中の奥野長衛会長は訓話で「東京にいると全国の組合員の顔が見えない。しかし、見える組織にしていきたいと思っている。(組合員が)何を考えているか、常に自問自答してほしい」とエールをおくった。
また全青協善積智晃会長が「JAグループの一員となったみなさんへ~JAグループ全国機関職員の役割と責任~」と題した講義を行った。JA熊本うきの組合員として、熊本地震の際には「JAにいち早く支援してもらい、協同組合の重要性を肌身に感じた」と話した。また奥野会長と同じく、農家が何を考え、何を思っているのか、「現場への想像力を持ってほしい」と呼びかけた。
研修会に参加した新規採用職員で、JA全中広報部配属の市村香菜里さん(22)は「日本の安全・安心を伝えていきたい」とこれからの抱負を語った。
(写真)真剣な表情で研修会に参加した新規採用職員ら
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