JA共済連の早稲田大寄付講座7年目に2018年5月7日
・「農」の多面的な機能に注目
JA共済連は、早稲田大学と共同で2012年度から同大学の学生を対象に講座を提供しているが、今年度で7年目に突入する。
この寄付講座は12年の開講以来約1900名の早大生が受講している。これまでは講義型講座(半期)では農村地域の経済と社会を体系的に、通年の実習型講座では東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手・宮城・福島の沿岸部地域を中心に、学生たちが「農」を起点とした新たなまちづくりについて考えてきた。とくに実習型講座は、平成27年度版の「食育白書」で優良事例として紹介されたほか、自治体の震災復興計画に反映されるなど、大学の授業を超えた活動として評価されている。
(写真)挨拶するJA共済連の早水徹経営企画部長(聖心女子大学で)
7年目を迎えた今回は、講義型講座(春学期)では、農業を地域産業という側面だけではなく、その多面的機能に焦点をあてるとともに、これらを育む農山村地域の現状と課題について学ぶ「農と地域社会(総合講座)」を開講。また実習型講座(春学期・秋学期)では、農がもつ機能や価値を活用して新たな地方創生や地域連携のモデルについて考える「農から地方創生(実習)」講座を開講。それぞれこの4月から開講している。
(関連記事)
・「農の可能性」をテーマに寄付講座開講 JA共済連と聖心女子大(18.04.13)
・わずか1時間足らずで完売 JA共済・早稲田大学寄付講座『東北まるしぇ in JA共済ビル』(17.11.24)
・食べて復興 東北キッチンat早稲田 JA共済寄附講座(16.11.21)
・早稲田大学生が「東北キッチンat早稲田」開催 JA共済連の早稲田大学寄付講座が実施(16.11.09)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日