備蓄米 確実に入札を-中家JA全中会長2019年4月5日
JA全中の中家徹会長は4月4日の定例会見で需要に応じた主食用米の生産を進めるため、各産地は政府備蓄米の入札に応じ、予定数量の備蓄を確実に達成することが「もっとも重要だ」と述べた。
農林水産省が3月15日にとりまとめた31年産の主食用米の作付け意向では40県が前年並みと回答している。このため年10万tの需要減をふまえると、過剰となるおそれもある。産地では政府備蓄米への取り組みも進めてきたが買い入れ予定数量20万tに対してまだ6万tが落札していない。
中家会長は「現状では作況が100でも需給緩和が生じる懸念がある」として、3月の通常総会で主食用米から非主食用米への転換を進めることを特別決議したことも改めて指摘したうえで「今後、とくに6万tの備蓄米入札を確実に達成することがもっとも重要だ。農水省と協力しながら達成していきたい」と強調した。
また、食料・農業・農村基本計画の検討作業は企画部会が農業者からのヒアリングを始めているが、水田農業のヒアリングでは大規模で若手ばかりだったとして、「地域の実態、現場の実態を正しく把握することが大事。ヒアリングも幅広い方々から行う必要がある。もとの認識を誤まると方向づけも誤まると思う」と述べるとともに、自給率目標が達成できないまま現行基本法施行から20年を迎えて「どういう取り組みをしてどうなったか、基本計画の総括も必要だ」と強調した。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(2)病理検査で家畜を守る 研究開発室 中村素直さん2025年9月17日
-
9月最需要期の生乳需給 北海道増産で混乱回避2025年9月17日
-
営農指導員 経営分析でスキルアップ JA上伊那【JA営農・経済フォーラム】(2)2025年9月17日
-
能登に一度は行きまっし 【小松泰信・地方の眼力】2025年9月17日
-
【石破首相退陣に思う】しがらみ断ち切るには野党と協力を 日本維新の会 池畑浩太朗衆議院議員2025年9月17日
-
米価 5kg4000円台に 13週ぶり2025年9月17日
-
飼料用米、WCS用稲、飼料作物の生産・利用に関するアンケート実施 農水省2025年9月17日
-
「第11回全国小学生一輪車大会」に協賛「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年9月17日
-
みやぎの新米販売開始セレモニー プレゼントキャンペーンも実施 JA全農みやぎ2025年9月17日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」ダイニング札幌ステラプレイスで北海道産食材の料理を堪能 JAタウン2025年9月17日
-
JAグループ「実りの秋!国消国産 JA直売所キャンペーン2025」10月スタート2025年9月17日
-
【消費者の目・花ちゃん】スマホ置く余裕を2025年9月17日
-
日越農業協力対話官民フォーラムに参加 農業環境研究所と覚書を締結 Green Carbon2025年9月17日
-
安全性検査クリアの農業機械 1機種8型式を公表 農研機構2025年9月17日
-
生乳によるまろやかな味わい「農協 生乳たっぷり」コーヒーミルクといちごミルク新発売 協同乳業2025年9月17日
-
【役員人事】マルトモ(10月1日付)2025年9月17日
-
無人自動運転コンバイン、農業食料工学会「開発特別賞」を受賞 クボタ2025年9月17日
-
厄介な雑草に対処 栽培アシストAIに「雑草画像診断」追加 AgriweB2025年9月17日
-
「果房 メロンとロマン」秋の新作パフェ&デリパフェが登場 青森県つがる市2025年9月17日
-
木南晴夏セレクト冷凍パンも販売「パンフェス in ららぽーと横浜2025」に初出店 パンフォーユー2025年9月17日