食農教育「元気スクール」 オンラインで開校 JAにいがた南蒲2020年6月18日
新潟県のJAにいがた南蒲は、子どもたちに食農教育を行うあぐりスクール「なんかん育ちの元気スクール」を開校。今年は新型コロナウイルス感染防止で3密を避けるため、オンラインで授業を進めている。
プランター栽培の動画撮影を行うJA広報戦略室のスタッフ(新潟県三条市)
オンライン授業は、インターネット交流サイト(SNS)を活用し、JA職員が制作した栽培教室と料理教室の動画を参加者限定で配信。スクールは昨年に続き2回目で、親子10組26人が参加した。
当初4回コースで予定していた内容を大幅に縮小し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で枝豆とオクラのプランター栽培教室、料理教室、豆腐とみそ造り教室を配信した。
栽培教室では、エダマメとオクラのプランター栽培に挑戦。参加者は、プランター専用倍培土と元肥を入れ、種をまく作業などを動画で見ながら学んだ。また、みそ造りでは、用意した簡易キットを使い、水煮大豆と米こうじ、種みそを混ぜて仕込んだり、乾燥大豆から豆乳をつくる本格的な豆腐作りも楽しんだ。
参加者は、体験の様子をスマートフォンで撮影し、無料配信アプリ「LINE」を使ってJAに配信。「手作り豆腐がとてもおいしく感激した。早く芽がでるように娘が毎日水やりを頑張っています」などメッセージが写真とともに寄せられている。
JA広報戦略室の須佐麻依子さんは「SNSを活用することで安全に運営でき、保護者にも安心してもらえたと思う。子どもたちの行動が制限されている時だからこそ、JAらしい食農教育で手厚く支援していきたい」と話している。
今後は、プランター栽培の中間管理から収穫までのポイントを動画で配信し、メッセージを交換しながら交流を深める。感染症の状況を見極めながら、9月には秋野菜の栽培教室と梨の本格体験を行う予定だ。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日