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茶生産の担い手育成へ 農業塾に「茶コース」新設 JAあつぎ2020年7月27日

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神奈川県のJAあつぎは、後継者・担い手不足が深刻化している茶生産の担い手育成のため、新規就農者を育成するJAあつぎ農業塾に「茶コース」を新設し7月に開講した。来年5月までの受講期間で、計9人の参加者が講義やほ場実習を通して茶栽培のノウハウを習得する。

茶園で使う機械について説明(神奈川県清川村)茶園で使う機械について説明(神奈川県清川村)

農業の後継者や担い手不足が課題となる中、茶についても深刻な状況にあり、同管内でも担い手の高齢化が進んでいる。現在、管内の清川村にある茶園約12ヘクタールのうち、約3.5ヘクタールを茶園担い手組織「チャピュア清川支援部」の12人で管理しているが、メンバーの高齢化で現状の面積と作業を維持することは難しい。今後さらなる作業委託も見込まれ、茶園の品質向上や維持管理が難しい状況化にあるため、同JAは管内の茶業を守り、茶業振興を進めていくため同コースの開講を決めた。

カリキュラムは、7月から来年5月までの計10回を予定。茶生産における基本的知識の習得をはじめ、季節ごとに必要な摘採や整枝、施肥作業の技術を習得する。その他、管内にある荒茶工場「チャピュア清川」で製茶の実習も行う。また、茶生産者としての就農条件は、行政と連携し、今後要件を固めていく。

8日に開かれた初めての講義では、県農業技術センターの職員を講師に招き、「足柄茶の歴史・清川村お茶の始まり」と題した講義を行った。実習では、茶業で使う機械を実際に手に持って確認しながら、機械の種類や特徴を学んだ。参加者は「茶を生産し、商品になるまで、さまざまな過程があることを改めて知った。一年間しっかり学び、地域の茶業振興に貢献できる人材になりたい」と意気込みを語った。

同JA指導販売部の宮森潤二部長は「同塾の開講は、地域の茶業を支える重要な役割を担う。知識・技術の習得へ、全面的にバックアップしていきたい」と話している。

JAあつぎ農業塾は2007年開講。基礎から就農までをサポートしており、2019年までに52人の新規就農者を送り出している。講義とほ場での栽培実習を通し農業と農作物の基礎知識を学ぶ「基礎・応用コース」(全27回)と、同コースの修了者が就農をめざす「就農コース」(全39回)、実践的な講座とほ場実習で新規就農者を育成する「新規就農コース」(全60回)の3コースに、今回新たに「茶コース」が加わった。

同JA近隣の神奈川県西部には足柄茶の産地があり、清川村では古くから茶を基幹作物として力を入れてきたが、新規就農者に向けた農業塾に茶の専門コースを設けているところは珍しい。同JAは、茶業振興の重要な試みとして取り組んでいくという。

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