地場産農産物による食育活動で農林水産大臣賞 JA東京むさし小平地区2021年5月7日
農林水産省が4月23日に発表した「第5回食育活動表彰」教育関係者・事業者部門 農林漁業者等の部でJA東京むさし小平地区が農林水産大臣賞を受賞。同JA小平地区は、学校給食への地場産農産物供給を起点に「食べて学んで体験する」食育活動を展開している。
「小平冬野菜煮だんごの日」の生産者による給食の出張授業
同表彰は、ボランティア活動、教育活動、農林漁業、食品製造・販売などの事業活動を通じた食育関係者の取り組みを称え、その内容を広く周知し、食育を推進するもの。JA東京むさし小平地区は、小平市が推進する地場産農産物を使った「地場産学校給食」の取り組みに呼応し、市内の全公立校への配送体制を支えている。また、給食の出荷調整だけでなく生産者による出張授業や各校の学童農園による体験学習など、多角的な食育活動に取り組んでいる。
学校給食の地場産導入にも取り組み、令和元年度の地場産導入率は31.4%。地場産導入率の向上に当たり配送面と費用面がネックとなっていたが、配送面の整備に対する補助金制度と、各校の給食運営費に地場産農産物の使用実績に応じた補助金制度が整備されたことで、導入率を大きく伸した。
さらに、同JAが生産者とのつなぎ役となり、市内全ての公立小学校で農業体験を提供する学童農園事業や花壇整備事業を実施。児童にとって生産者が身近な存在となり、農業に対する理解が深まるとともに、給食の食べ残しの減少にもつながっている。
JA東京むさし小平支店指導経済課の本多真道課長は「この活動は、栄養士をはじめ学校と市の関係者、そして生産者など多くの協力者によって成り立っている。全ての皆様に心から感謝申し上げるとともに、今後も子供の未来のために更なる協力をお願いします」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日
-
ノークラッチで簡単操作「三菱トラクターGJE28・35」新発売 三菱マヒンドラ農機2025年5月9日
-
カインズ 神奈川県相模原市と「包括連携協定」締結2025年5月9日
-
まるまるひがしにほん「新潟県の地酒と特産品フェア」開催 さいたま市2025年5月9日
-
「親子でお米の田植え体験イベント」5月25日に開催 momofarm×農産直売所あぜみちのコラボ企画 グリーンデイズ2025年5月9日
-
生産者にフォーカスを当てた食品展示会「たべるーとEXPO」2025年7月に開催決定 TYL2025年5月9日