「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞のJA鹿児島きもつき 「日本一幸せなJAづくりを」2022年3月22日
活力に満ちた企業や会社を表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞(地方創生大臣賞)にJA鹿児島きもつきが選ばれ、3月18日、東京都内で受賞式を行った。この賞をJAが受賞したのは初めてで、同JAは「NO.1きもつき!起こそうイノベーション‼」のスローガンのもと、「日本一のJA・地域」づくりをめざしており、下小野田寛組合長は「全国で頑張っている中小企業が多くあることが分かった。ネットワークを活用して、新しい事業に挑戦したい」と意欲を見せた。
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞したJA鹿児島きもつき
この大賞は、「人を大切にする経営学会」(坂本光司・元法政大学大学院教授)が、「人をトコトン大切にしている企業こそが、好不況にぶれず好業績をあげている」との考えで、人を大切にする企業経営を広めるために設けたもので、今年で12回目。毎年30前後の企業(団体)が受賞している。今年の大賞には168企業が応募、1次、2次(現地調査)を経て28企業が選ばれた。
応募資格は、①希望退職者の募集や人員整理(リストラ)をしていない、②死亡や重傷など労働災害を発生させていない、③一方的なコストダウンなど理不尽な取引を強要していない、④障がい者の雇用率は法定雇用率以上である、⑤営業黒字で納税義務を果たしているなどの条件がある。
JA鹿児島きもつきは、組合員の営農と生活を豊かにするため、日本一幸せで組合員と地域が輝く「NO.1きもつき」をめざし、役職員が一体となって取り組んでいる。また、個性豊かで多士済々な「人財」を集めた「チームきもつき」をつくり、数多くのプロジェクトを立ち上げ、地域農業と食の分野で、さまざまなイノベーションに挑戦している。
下小野田寛組合長は、「経営の責任者として、関心はどうしても制度や仕組みの方に向くが、経営にとって大事なのは人だ。人はそれぞれ異なる。集団としてではなく、一人ひとりの個性を自由に発揮できる環境をつくることが重要だ」と言う。同JAでは役職定年を伸ばしたり、嘱託の支所長を設けたりして、人材の活用に力を入れている。若手の職員には海外研修で組合員とともにオーストラリアや東南アジアへ視察で派遣するとともに、女性の管理職登用を増やし、産休制度の充実にも努めている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】果樹カメムシ類による果実被害 多発のおそれ 秋田県2025年6月26日
-
エンゲージメント向上へ若手職員がプロジェクト 「目安箱」設置も JAさいたま(2)2025年6月26日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】農協潰しが再開された2025年6月26日
-
食守るため立ち上がる時 7月13日、鳥取でも「令和の一揆」 キャベツ、新米予約券も配布2025年6月26日
-
価格交渉 速やかな協議開始を 事業者の行動規範でたたき台 農水省2025年6月26日
-
サトイモと芋煮【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第346回2025年6月26日
-
農業機械取り扱い研修会(太陽耕耘爪コース)を開催 JA全農みえ2025年6月26日
-
農業機械 上期実販研修会を実施 JA全農おおいた2025年6月26日
-
ダイナミックフェア2025出展のヤンマーアグリジャパンを紹介 JA全農いばらき2025年6月26日
-
JA豊橋 フェロモントラップによる害虫調査をAI予測に切り替え ミライ菜園2025年6月26日
-
JAとぴあ浜松が全面協力 夏季限定「三方原ポテトチップス」販売開始 湖池屋2025年6月26日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」亜熱帯気候特有の雨の中、パイン入り酢豚を完成 JAタウン2025年6月26日
-
「炎天マスター」お試しキャンペーンを実施 高温期のトマト栽培を支援 OATアグリオ2025年6月26日
-
大型連休は概ね堅調 一部で大阪・関西万博の効果も 外食産業市場動向調査5月度 日本フードサービス協会2025年6月26日
-
岡山市のナス ヤンマー本社ビルのレストラン「SEA&FARM by YANMAR MARCHE」で提供2025年6月26日
-
LINEで献立相談 対話型レシピ提案サービス「レシピトーク」提供開始 キユーピー2025年6月26日
-
北海道南富良野町などと包括連携協定を締結 タイミー2025年6月26日
-
鳥インフル ニュージーランドからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年6月26日
-
中古農機具の査定がスマホで完結「ビデオ見積り」サービス開始 農機具王2025年6月26日
-
生産者横断の「高知トマトコミュニティ」始動 井上石灰工業2025年6月26日