人事2024 左バナー 
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
FMCベリマークSC:(SP)センター
日本曹達 231012 PC
FMCプレバソンSP

持続可能な組織へ教育文化活動の役割考える 家の光文化賞JAトップフォーラム2022年8月5日

一覧へ

家の光文化賞農協懇話会と家の光協会は8月4日、横浜市で「家の光文化賞JAトップフォーラム2022」を開いた。参加者が一堂に会しての開催は3年ぶりで、文化賞を受賞したJA鳥取いなば(鳥取県)とJAみなみ筑後(福岡県)がそれぞれの活動を報告したほか、「懸賞論文」で最優秀賞を受賞したJA福岡市(福岡県)の冨永一郎常務理事が表彰された。

家の光文化賞JAトップフォーラム 会場の様子家の光文化賞JAトップフォーラム 会場の様子

今回のフォーラムのテーマは「教育文化活動の役割を、いま改めて考える~メンバーシップを強化し、協同の力を持続・発展させるために~」。はじめに家の光協会の栗原隆政代表理事会長が挨拶に立ち、「JAグループは現在、対話運動の実践を通してアクティブメンバーシップの確立を進めています。持続可能な地域・組織・事業基盤の確立を図るためには組合員や次世代組合員との関係性の維持強化が重要であり、激変する環境に迅速に対応できる人づくりが欠かせません。教育文化活動はJAにとって必須の取り組みです」などと述べた。

JA鳥取いなば 地域支える「総員外務体制」に食農教育

JA鳥取いなば 影井克博組合長JA鳥取いなば 影井克博組合長

実践報告では、はじめにJA鳥取いなばの影井克博組合長が「組合員、地域との絆 JAがこころのよりどころ」と題して活動内容を紹介した。
影井組合長は、同JAでは組合員・地域とのふれあい活動として、本・支店の職員が組合員の自宅を毎月1度訪問する「総員外務体制」を実施し、高齢者の見守りも兼ねて広報誌などを配布して地域を支える活動に取り組んでいると報告した。また、各支店がそれぞれ「支店行動計画」をもとに「地域交流」「地域貢献」「食農教育」を三本柱に活動していることに触れて、小学生を対象にした梨の収穫や米作り体験、旬の野菜づくり体験など、それぞれ工夫を凝らして子どもたちや地域との交流を深めていることを紹介した。
さらに教育文化活動としては、女性会活動の活性化などに向けて家の光の記事を活用した「家活」を推進し、家活グループを2年間で3グループから35グループに増やした成果なども紹介した。影井組合長は最後に「地域に根差した農協として特に人と人との結びつきが大切です。総合事業の強みを生かして実践に努め、組合員や地域のみなさんにJAがあってよかったと思われる、潤いのある地域づくりに貢献したいと思います」と締めくくった。

JAみなみ筑後 高齢農家支援の「あぐり支援隊」好評

JAみなみ筑後 吉田昭組合長JAみなみ筑後 吉田昭組合長

JAみなみ筑後の吉田昭組合長は、今年度から3年間の「中期経営計画」の取組目標として「食料・農業・地域・JAの基盤の確立・強化」を掲げていることに触れ、認定農業者や農事組合法人役員など訪問活動による対話を通じて組合員との関係維持・強化に取り組んでいる活動などを紹介した。
また、高齢の農家を支援する「あぐり支援隊」の活動も紹介。ハウスのビニール展張支援には令和3年度に30人から申し込みがあり、述べ367人の職員が126棟で作業を手伝ったのをはじめ、田植え支援や米の庭先集荷でも職員が参加した実績を報告した。支援を受けた高齢者からは「自分だけでは自信がなかったが、支援を受けて農業を続ける自信につながった」と好評で、参加した職員も「自分自身の勉強になる」と相乗効果を生み出しているといい、吉田組合長は「1年でも長く農業ができるよう継続支援したい」と強調した。
教育文化活動では、小学生を対象にした「あぐりスクール」など食農教育や女性部の生活文化協力員による布ぞうりづくりや生け花教室などを進めていることを紹介。また、女性の運営参画にも力を入れており、女性総代割合は昨年12月に17%に達し、目標の15%以上を達成したことを報告した。

懸賞論文最優秀の冨永さん 「社会に役立っている」意識が好循環生む

JA福岡市 冨永一郎常務理事JA福岡市 冨永一郎常務理事

また、会場では3年ごとにJA役職員の個人を対象に募集する第7回「懸賞論文」の表彰も行われた。今回のテーマは「持続可能な農業・JA・地域の未来を創る」で、全国18編の応募作品から、JA福岡市の冨永一郎常務理事の論文が最優秀賞に選ばれた。
冨永さんは論文の中で、魅力があり継続・発展している組織活動には、「利益」や「楽しみ」に加え、「自己実現欲求」や「承認欲求」を満たす「自分や他人のためになる」という感覚を意識できる要素が見出せると指摘、同JAのみそづくりグループ「まめひめ」が長年にわたって小学校で開いている手作りみそづくり教室を事例として紹介した。このグループのメンバーは現在108人に増え、まさに「子どもと作業する楽しみ」「仲間づくり」「社会に役立つ」要素が好循環につながっているうえ、他のJAの事業にもつながる効果を生み出していると説明した。
また、JAを取り巻く厳しい状況の中でも教育文化や組織協同活動などは、「組合員自身のJA観を形成する協同組合の根源的価値に通じるもの」だとして無理な削減はしないと強調。スピーチの最後に「真に人の心を動かすのは人の心でしかない。教育文化活動に限らず、温かい心が感じられれば組合員は応えてくれると思う」と述べ、役職員が組合員と真摯に向き合うことの重要性について語った。

重要な記事

ナガセサンバイオ右上長方形SP 20230619

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る